インドで国際材料リサイクル会議(IMRC)開催 日本企業も出展

2025年1月28日、インドの都市ジャイプールの「The Hotel Novotel Jaipur Convention Center」にて、MRAI(Material Recycling Association of India:インド材料リサイクル協会)主催のイベントであるIMRC(International Material Recycling Conference:国際マテリアルリサイクル会議)が開幕した。この会議にはiruniverseも招待されており、代表の棚町が出席イベントの簡易な説明と併せた速報記事としてお伝えする。
MRAIは2025年で第12回を数えており、昨年の第11回はコルカタ(旧称:カルカッタ)にて開催された。180以上の出展企業と2200名を超える数の企業・団体の代表者が集う事となった。
今回のMRAI 2025は更に規模を拡大し、3000名程の企業・団体の参加を見込んでいる。今回の展示会場となるコンベンションセンターもただの展示会場ではなく、レストランの他にジムやスパ、スイミングプールなども兼ね備える複合レクリエーション施設となっている。
1100名を収容出来るホールでのエンターテイメントイベントも開催するなど、相当な力の入れようがうかがえる。なお今回も180近いブースが既に成約済みとなっていることから、出展企業数は今年もほぼ変わらず高い影響力を持っていると言ってよいだろう。
そんな同イベントに、日本国内の企業も出展を果たしている。レアメタルスクラップのリサイクル企業である株式会社メタルドゥ(本社:大阪府大阪市)とE-wasteや貴金属・非鉄金属リサイクル事業者の株式会社奥誠環境商事(本社:大阪市西区)などが出展しており、インドでも需要の高まるレアメタルリサイクル事業に対して強烈なアプローチを掛けている。
本イベントは1月30日までの3日間に渡って行われており、インドの企業をはじめ世界各国からリサイクル企業が集う一大イベントとして今年も盛況となりそうである。
(IRuniverse Ryuji Ichimura)
関連記事
- 2025/06/16 東邦亜鉛、豪Abra社の株式を譲渡――資源事業からの撤退完了
- 2025/06/16 動き出す「金属盗対策法」――指定金属切断工具の隠匿携帯には罰則
- 2025/06/16 中国経済、5月は不動産が一段と悪化 物価も下落でデフレ様相濃く、貿易も振るわず
- 2025/06/16 アルミ合金&スクラップ市場近況2025#11 製品に下げ渋り気配、スクラップ高で調整色薄まる
- 2025/06/16 元鉄鋼マンのつぶやき#118 「サンチョウサカタ」
- 2025/06/16 電子部品輸出入Report#120金属製磁石輸入 2025年輸入量増加
- 2025/06/16 LME Weekly 2025年6月9日-13日 米中貿易交渉の進展期待も中東情勢緊迫化でCu Ni下落、Al続伸
- 2025/06/15 非鉄各社26/3期新前提とのギャップについて(6/13時点)
- 2025/06/15 LMEの現物と先物の鞘(6/13)
- 2025/06/15 2025年4月 アルミスクラップ輸出統計分析 アルミ合金スクラップは増加も、累計は大幅前年割れ続く