ルサール、アルミ新地金のバナジウム削減に成功――環境負荷の低減の取り組み進める
2025/01/31 11:17 FREE
ロシアのアルミ大手ルサールが、アルミ新地金のバナジウム含有量を従来の10分の1に削減することに成功したことが分かった。
今回の成果は、2017年から進めてきた不活性陽極技術の開発によるものだ。その開発に成功し、技術を導入したことで、アルミニウムの電気伝導性が向上し、より効率的な生産が可能になったという。
バナジウムの削減は、環境への影響を軽減するだけでなく、製品の品質向上にも寄与することが期待されている。
同社は、「バナジウムの低い地金なので用途はあると考えている」と述べている。
(IRuniverse G・Mochizuki)
関連記事
- 2025/06/16 中国経済、5月は不動産が一段と悪化 物価も下落でデフレ様相濃く、貿易も振るわず
- 2025/06/16 アルミ合金&スクラップ市場近況2025#11 製品に下げ渋り気配、スクラップ高で調整色薄まる
- 2025/06/16 元鉄鋼マンのつぶやき#118 「サンチョウサカタ」
- 2025/06/16 LME Weekly 2025年6月9日-13日 米中貿易交渉の進展期待も中東情勢緊迫化でCu Ni下落、Al続伸
- 2025/06/15 LMEの現物と先物の鞘(6/13)
- 2025/06/15 2025年4月 アルミスクラップ輸出統計分析 アルミ合金スクラップは増加も、累計は大幅前年割れ続く
- 2025/06/13 神鋼商事、田口金属と合弁会社設立検討へ基本合意-非鉄金属スクラップのリサイクル事業
- 2025/06/13 アルコニックス、埼玉にリサイクル施設用地2万平方メートルを取得
- 2025/06/12 50%関税が促すアルミスクラップ商流の最前線――Aluminum Sumit
- 2025/06/12 アルミUBC自治体入札2025#10 千葉市7‐9月渡しは285円台の落札