アルミ合金&スクラップ市場近況2025#3原料高・製品安の色合い再び滲む――「国産ADCは5円安」
2025/02/17 17:32
高値圏で推移してきた国内アルミ合金とアルミスクラップ市況に原料高・製品安の色合いが、再びにじんできた。指標となるLMEが高値圏に腰を落ち着け、発生薄も重なってスクラップが上値を試す一方、一向に実需の戻りが見えない合金には調整が入った。主力のADC12で上旬比5円安の1キロ395‐410円。スクラップは上物中心に主要品目がそろって同比5円高の値を付けている。足元、製品ベースでは花冷えモードの突入した形で24年10月中旬以来、4カ月ぶりの値下がりになる。3月12日から鉄鋼、アルミを対象にした米のピンポイント関税の発動が予定されており、波乱要因を抱えて相場の先行きは見通しづらくなってきた。
関連記事
- 2025/08/01 黒崎播磨:親会社である日本製鉄のTOBを受け、無配に修正
- 2025/08/01 NEDO CO2分離・回収型IGCCの調整能力向上を図る技術開発の実証試験を開始
- 2025/08/01 (速報)2025年7月国内新車販売台数 2025年に入って初めて前年同月比マイナスへ
- 2025/08/01 (株)タケエイでんき 太陽光発電施設『真岡発電所』売電開始
- 2025/08/01 2025年7月LMEアルミ&NSP相場推移 3カ月続伸、銅高に連れて
- 2025/08/01 アルミ合金&スクラップ市場近況2025#14 国内・海外原料高でコストプッシュ型の色合い鮮明に
- 2025/08/01 欧州からの風:July 2025 「BASF・CATL、正極活物質の共同開発で提携強化」
- 2025/08/01 モータ技術展で注目のベンチャーNETX COREのアモルファスモーターコア戦略
- 2025/08/01 欧州からの風:July 2025 「EU電池サプライチェーンの現状と中国への依存」
- 2025/08/01 日新工業、ナゲット事業の歩み加速へ――アルミナゲットライン更新、投資額は約4千万円