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週刊バッテリートピックス 「博多駅に太陽電池」「全固体電池のEV搭載進む」など

 2025年2月25日~3月2日のバッテリー業界では、ペロブスカイト太陽電池や全固体電池、バナジウムレド​​ックスフロー電池など新タイプの電池の進展が目立った。ペロブスカイト太陽電池は駅など各施設の設備への設置が相次ぐ。全固体電池は海外でも電気自動車(EV)への搭載が進むなど注目が高まっている。

 

<国内>

●JR九州、博多駅ホーム屋根にペロブスカイト太陽電池設置

 

太陽電池設置のイメージ図

(出所:JR九州発表資料)

 

 JR九州は2月28日、ホームページ上で、「博多駅のホーム屋根でペロブスカイト太陽電池設置の実証実験を行う」と発表した。ホーム屋根への設置は日本初。京都大学発スタートアップのエルコートが開発した太陽電池を、日揮ホールディングスグループの日揮(本社:横浜市)が製品化した発電システムで施工する。10月の発電開始を目指す。

 

プレスリリース: 250228_kokunaihatsu_eki_film_perobusukaito_solar_cells.pdf

 

●積水化学、フィルム型ペロブスカイト太陽電池を風力発電に利用へ

 

 

 積水化学工業、四電エンジニアリング、頴娃(えい)風力発電の3社は2月27日、それぞれの自社ホームページ上で、「フィルム型ペロブスカイト太陽電池を風車タワーの側面に設置するための共同実証実験を、頴娃風力発電所(鹿児島県南九州市)で2月24日から開始した」と発表した。

 

プレスリリース(積水化学):フィルム型ペロブスカイト太陽電池の風車タワーへの設置に関する共同実証実験の開始 | 積水化学工業株式会社

 

●環境省、第4回ヤード環境対策検討会を開催

 環境省は2月27日、第4回ヤード環境対策検討会を開催した。

 

関連記事:第4回「ヤード環境対策検討会」――基本的方向性は「有害性の観点踏まえた規制」 | MIRU

 

●出光興産、硫化リチウムの大型製造装置を建設へ 全固体リチウムイオン二次電池の材料

 出光興産は2月27日、自社ホームページ上で、「全固体リチウムイオン二次電池の材料となる固体電解質の量産に向け、硫化リチウムの大型製造装置の建設を決定した」と発表した。

 

関連記事:出光興産、全固体電池量産に向けた硫化リチウム製造加速へ | MIRU

 

●住友電工、バナジウムレド​​ックスフロー電池を発表 米国の展示会で

 住友電工は、2025年2月25-27日まで米サンディエゴコンベンションセンターで開催されている国際展示会「Energy Storage North America(ESNA)」で、先進的なバナジウムレド​​ックスフロー電池(VRFB)を発表した。

 

関連記事:住友電工 ESNAで革新的なVRFBを発表 | MIRU

 

<海外>

●韓国現代自、ロボット用バッテリー開発でサムスンSDIと協力 

 

 

 韓国自動車大手の現代自動車と傘下の起亜自動車、同国バッテリー大手のサムスンSDIの3社は2月25日、それぞれのホームページ上で、「ロボット専用の高性能バッテリー開発で提携する」と発表した。EV用電池技術を生かし、ロボット用バッテリーのエネルギー密度、出力、使用時間を大幅に向上させる。

 

プレスリリース(サムスンSDI):SAMSUNG SDI to Develop High-Performance Robot Batteries with Hyundai Motor, Kia

 

●独ベンツ、全固体電池のEVを走行実験

 

 

 ドイツの自動車大手メルセデス・ベンツは2月24日、ホームページ上で、「全固体電池を搭載したEVの走行テストを開始した」と発表した。、従来のリチウムイオン電池と比較してセルレベルで最大450Wh/kgの重量エネルギー密度を実現し、航続距離の大幅な延長を可能にするとしている。

 

プレスリリース:Passenger car and Formula 1 engineers team up as solid-state battery road tests begin | Mercedes-Benz Media

 

●中国CATL、他社との提携相次ぐ 独VWや中国方大と

 車載電池世界最大手の中国の寧徳時代新能源科技(CATL)は2月21日、自社ホームページで、独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の中国子会社とリチウム電池開発で協業すると発表した。同社は同日には、中国複合企業グループの遼寧方大集団との戦略的提携も発表した。

 

プレスリリース:大众汽车集团(中国)与宁德时代签署战略合作备忘录,推动电动化进程

プレスリリース:方大集团携手宁德时代,布局零碳场景

 

●エンビプロHDのLIBリサイクル事業全国展開

 エンビプロHDは25年6月期決算説明会において、LIB(リチウムイオンバッテリー)リサイクル事業について、今後は子会社のVoltaにおける主体的な湿式精錬事業は停止し、ブラックマス製造に特化し、全国展開することを発表した。

 

関連記事:エンビプロHDのLIBリサイクル事業全国展開について深堀考察する

 

 

(IR Universe Kure)

 

 

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