新着情報

2025/08/01   日本製鉄:26/3...
2025/08/01   日本製鉄: AM/...
2025/08/01   2025年7月LM...
2025/08/01   黒崎播磨:親会社で...
2025/08/01   2025年 7月L...
2025/08/01   合同製鐵:26/3...
2025/08/01   2025年7月LM...
2025/08/01   NEDO CO2分...
2025/08/01   (速報)2025年...
2025/08/01   東邦チタニウム:2...
2025/08/01   (株)タケエイでん...
2025/08/01   富士電機と三菱ガス...
2025/08/01   2025年7月LM...
2025/08/01   2025年度第2/...
2025/08/01   2025年7月LM...
2025/08/01   アルミ合金&スクラ...
2025/08/01   二次電池輸出入Re...
2025/08/01   炭酸リチウム輸入R...
2025/08/01   水酸化リチウム輸入...
2025/08/01   酸化コバルト輸入R...

ミャンマー大地震、震源地に銅山 錫3位、アンチモン4位の生産国、価格影響の恐れ

 ミャンマーで3月28日午後0時50分頃(日本時間午後3時20分)頃、マグニチュード(M)7.7の強い地震が発生した。震源地となった北西部ザガイン州のモンユワには銅鉱山がある。ミャンマーは錫とレアアースで世界3位、アンチモンは同4位の鉱物生産国。被害が明らかになるのはこれからで、金属の生産や国際価格への影響を注視する必要がある。

 

 3月28日午後のMSNニュースによると、寺院の倒壊で少なくとも25人が死亡、43人が行方不明になっている。別の場所の建設現場で71人が取り残されているとの情報もある。揺れはタイのバンコクや中国の雲南省でも確認され、タイのトヨタ自動車工場が操業を一時停止したとも伝わった。

 

ミャンマーの主要鉱山

(出所:JOGMEC)

 

 ミャンマーは長引く内戦で国内産業は滞り気味。2024年秋には中国との物流が一部停止となり、レアアース価格などに影響する場面があった。錫も2023年夏から一部鉱山で生産を停止していたが、3月初旬に再開観測が浮上、錫価格に影響した。

 

関連記事:ミャンマー内戦、世界に経済的影響拡大の兆し 中国が物流停止、反政府軍がレアアース生産地制圧 | MIRU

関連記事:錫価格が急落 LMEは5日で6%下落 ミャンマーでの生産増加懸念で | MIRU

 

 アンチモンは鉱石を中国向けに輸出し、中国が加工して世界に輸出している。しかし枯渇感から、アンチモン価格は過去最高値圏で高止まりしている。

 

アンチモン鉱石の生産国と輸入国

(出所:JOGMEC)

 

過去3年間のMMTA gradeアンチモン価格の推移(US/ton)

 

 モンユワの銅鉱山はレパダウン鉱山と呼ばれ、2010年代には人権侵害が問題になった。

 

 

 

(IR Universe Kure)

 

 

関連記事

関連記事をもっと見る