経済性を重視した日本の資源循環戦略
2025/05/13 16:07
5月某日に都内で開かれた講演会において、経済産業省から日本の資源循環経済戦略について発表されたため、ここにその詳細をまとめる。経済産業省は、2018年に中国およびフランスから資源循環型社会を実現するサーキュラーエコノミーへの取り組みを共に進めようと呼びかけを受け、これまで以上にその推進へと舵を切ることとなった。日本では、1999年に最終処分場の逼迫を背景とした「1R(リサイクル)から3R(リデュース・リユース・リサイクル)へ」の取り組みが進められたこと、その後に資源有効利用促進法が制定されたことで、資源循環の考え方が広まっていた。以降、資源制約リスクや廃棄物問題といったグローバル社会の変化に伴い、海外を中心にサーキュラーエコノミーに関連するビジネスが拡大してきた。
関連記事
- 2025/06/13 米国、サモア沖の海底資源探査に一歩 鉱物資源の取り合いで自国領内の資源に着目
- 2025/06/13 神鋼商事、田口金属と合弁会社設立検討へ基本合意-非鉄金属スクラップのリサイクル事業
- 2025/06/13 レアアース市場近況2025#11 横ばい、米中交渉見極めで身動き取れず
- 2025/06/13 NdPr金属・NdFeB合金の中国外サプライヤーとして注目を浴びる豪Australian Strategic Materials社
- 2025/06/12 中国レアアース磁石の金力永磁、米国向け輸出が認可 中国規制、ひとまず緩和へ
- 2025/06/12 JEITA新会長就任会見 日本のものづくりに DXのソフトウェア開発強みに
- 2025/06/11 軽自動車含めた中古車販売 2025年5月 中古車全般販売伸び悩み
- 2025/06/11 レアアース輸出規制「解消」に道筋か 米中通商会議が終了、両国首脳の承認待ち
- 2025/06/10 三井金属、社長らが報酬自主返納――子会社の検査を巡る不適切行為で
- 2025/06/09 レアメタル千夜一夜 第44夜 喉元過ぎれば資源危機を忘れる日本人の習性