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2025NEW環境展 ぶらりブース訪問の旅 

 毎年恒例のNEW環境展は今回で第34回目。今回は5月28日から30日まで東京ビッグサイトで開催された。リサイクル業界ではすっかりおなじみの存在となっている展示会である。

 今回も数多のリサイクル企業、設備メーカーが出展していたが、プラスチックリサイクル関係の企業が目立ったが、以下はIRUNIVERSE取材チームで訪れた企業を端的に紹介する。富山環境、浦野商事、リガク、佐藤鉄工、日本エリーズマグネチックス社、三立機械、南陽、大畑商事の中古車事業など。

 

 

株式会社富山環境整備
 

 廃プラ、産廃物の収集から最終処分まで担う、株式会社富山環境整備。中間処理による再資源化に力を入れており、段階的に減容化された最終的な廃棄物は埋め立ての量も低減される。彼らの廃プラ買取価格は一種の指標ともなっており、また処理費も参考とされている。
ブースでは、リサイクル材料を使用したビニール袋が展示されていた。京都府亀岡市の指定ゴミ袋も、富山環境整備の再生材を使用しているとのこと。



 

浦野商事株式会社


 浦野商事株式会社では、例によって金属分析計「エックスメット」の実演を行っていた。毎度おなじみの展示ではあるが、同社の浦野社長によると、最近は中国系のスクラップディーラーへの販売が増えているという。




 

株式会社リガク


 ハンディタイプの金属成分分析計「Niton」で知られる、株式会社リガク。この分野の草分け的な存在であり、いまなお世界的にはNitonのシェアが高い。日本国内での納入数はすでに3000台を超えている。今回のブースではNitonのほかに、エネルギー分散型蛍光X線分析装置「NEX DE」と「NEX QC」も並ぶ。測定できる元素範囲はNaからUまで。RPFの塩素濃度の分析にもひと役買う。


 
 
(NitonはTVドラマ「科捜研の女」でも使われたことがある)


佐藤鉄工株式会社

 同社オリジナルの破砕機「クロスフローシュレッダ」でリサイクルプラントを提案する、佐藤鉄工株式会社。クロスフローは発売して20年。小型家電リサイクルからはじまり、現在ではリチウムイオンバッテリーの焼却後の破砕までその範囲を広げている。
破砕のみならず剥離と解体まで1台でこなす破砕機はすでに全国約70台の納入実績がある。
 


日本エリーズマグネチックス株式会社


 各種マグネットセパレーターを展開する日本エリーズマグネチックス株式会社。リチウムイオン電池からの出火を防ぐには、廃棄物の選別や異物除去が欠かせない。レアアース磁石を使用した強力なマグネットプーリーは弱磁性の金属(ステンレス)も吸着することが可能と同社の丹野秀昭社長は胸を張る。
 

(写真奥が丹野社長)
 


(吸着しているナットがNi系ステンレスのナット)


株式会社南陽 都市鉱山スクラップをAI選別で回収


 株式会社南陽は、株式会社アステック入江、株式会社浜村と共同開発した電子部品コンデンサの選別装置を展示。南陽は廃基板からの部品回収、電子部品剥離装置、AIによる電子部品選別装置を製造。
PC・携帯電話・家電等の廃基板の電子部品には、いわゆる「都市鉱山」の代表的な存在である金、パラジウム、タンタル等の希少金属が含まれている。その都市鉱山リサイクルシステムの新機軸として、効率よく安定的にレアメタルを回収できるシステムを開発した。


 半田溶融により効率的にデバイスを回収する剥離装置「ヒートセパレーター HS-II」と、AIによる高精度な仕分けをする選別装置「AIセレクター AIS」。85%以上の選別率を維持しつつ省人化を図れるリサイクルシステムが提案される。
 


 


 
(電子部品選別装置「AIS」)


三立機械工業
 

銅線のナゲットマシンでおなじみの同社だが、銅のナゲットマシンはここ2~3年、中国からの安価なナゲットマシンに押され気味ではないかと聞いたが
「そういうところもあるが、機械の信頼性、堅牢性、アフターサービスの良さからうちの機会を選んでいただける中国系のリサイクラーもおり、最近はまたインドでも拡販を考えている」と同社の中根社長。
また、銅線で培われた選別、濃縮技術を活かして、ソーラーパネルのバックシート処理も手掛けようとしている。


大畑商事
https://www.ohata.org/


1kgでも買います、というホームページで非鉄スクラップ業界ではおなじみの大畑商事も出展。最近はモビリティ事業部で新会社を開設。8starcar株式会社は千葉県八街市で中古車の買い取りを行っている。
https://8starcar.com/

 

(IRUNIVERSE)

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