日本酸素 持続可能な半導体製造に向けた技術開発を加速
日本酸素ホールディングスグループの日本産業ガス事業会社である大陽日酸株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:永田研二)は、5月30日、持続可能な半導体製造工程の実現に向けて、環境負荷低減を可能とするガス技術開発を加速することを決定したと発表した。
日本酸素ホールディングスグループは、中期経営計画における重点戦略の中で、「サステナビリティ経営の推進」、「カーボンニュートラル社会に向けた新事業の探求」、「エレクトロニクス事業の拡大」を掲げており、特にグループの製品・技術を通じて、世界の温室効果ガス(GHG)削減への貢献を目指している。これら戦略に沿って、同社では半導体製造工程における環境負荷低減に貢献するため、ナノエレクトロニクスとデジタル技術における世界有数の研究・イノベーション拠点である imec(Interuniversity Microelectronics Centre、本社:ベルギー ルーベン、社長兼 CEO:リュック・バン・デン・ホーヴェ)が進める半導体業界全体の環境負荷低減に関する研究プログラム「SSTS※」に参画し共同開発を進める。
※Sustainable Semiconductor Technologies and Systems
この共同開発にあたっては日本酸素ホールディングスグループの欧州事業会社であるNippon Gases(本社:スペイン マドリード、代表取締役社長:ラウル・ジュディチ、以下 NGE)と協働して進め、同社と NGE のガスハンドリング・ガス化学に関する知見と imec が有する半導体製造に関する広い知見との相乗効果によって、持続可能な社会に貢献する技術開発を推進する。
【会社概要】
大陽日酸株式会社
事業内容:酸素・窒素・アルゴン等各種産業ガス、LP ガス、医療用ガス、特殊ガスの製造・販売及び溶断機器・材料、各種ガス関連機器、空気分離装置の製造・販売、電子
部品の組立・加工・検査、設備メンテナンス
創 業:1910 年 10 月 30 日
設 立:2020 年 2 月 4 日
資 本 金:15 億円
株 主:日本酸素ホールディングス株式会社(出資比率 100%)
売上収益:4,143 億円※
※日本酸素ホールディングス㈱2024 年 3 月期の日本セグメントの売上収益
(IR universe rr)
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