米テスラ社はテキサス州でリチウム精錬所の着工式を行った。この精錬所はリチウムの精錬工程で硫酸を使用しない、初の産業規模の事業所に予定だ。JOGMECがニュース・フラッシュで報じた。
現地報道によると、テスラ社のイーロン・マスクCEOは、同精錬所で2025年までに約100万台分の電気自動車(EV)に必要なバッテリー品位のリチウムの生産を見込んでおり、北米最大のリチウム精錬所になるとの見方を示している。
2024年に竣工予定で、約1年後にはフル生産を開始する予定とのことである。これにより、テスラ社は北米の主要自動車メーカーで唯一、自社でリチウム精製を手掛けることになる。
年間の精錬量については明らかにされていないが、マスクCEOによると、同社は引き続き米Albemarle社や米Livent社の鉱山企業等からリチウムを購入するという。
(IRuniverse G・Mochizuki)