スズキとパナソニック サイクルテックは15日、電動アシスト自転車の駆動ユニットを活用した新たなモビリティを共同開発することで合意したと発表した。カーボンニュートラル時代を見据え、両社の保有技術を融合することで、新たな商品領域の開拓を目指す。
合意によると、パナソニック サイクルテックが開発、製造、販売する電動アシスト自転車の小型・軽量の駆動ユニットとリチウムイオンバッテリーを使い、これにスズキの二輪車開発技術を組み合わせることで、新モビリティの商品化の可能性を検討するという。スズキが企画、実験を担当し、パナソニック サイクルテックは試作車の製作、駆動ユニットの供給などを担う。
スズキは1999年にパナソニック サイクルテック(当時はナショナル自転車工業株式会社)と電動アシスト自転車のOEM(相手先ブランドによる生産)供給契約を締結し、その販売を手掛けている。
(IRuniverse G・Mochizuki)