南アフリカ共和国のネットニュースであるFin24は10月4日、同国の2023年の鉱物産業の利益が1000億ランド程度に減るとの見通しを伝えた。2022年は2000億ランドを超えていたことから、ほぼ半減することになる。国際的な鉱物価格の下落に加え、国内の鉄道運営状態が悪かったことが響いたもようだ。
報道によると、利益推定額は国際会計事務所PwCが現地の鉱業企業のアナリストらの意見を集計した結果。同国は多くの鉱物を採掘後に鉄道で港まで運んで輸出しているが、今年は石炭運輸路線を中心に運営状態が悪く、鉱業企業の業績に影響したようだ。鉱業企業の業績悪化は、鉱山ロイヤルティ収入が大きな収入源になっている南ア政府の財政にも影響を及ぼしそうだという。
南アは白金、クロム、チタンの生産量で世界首位。他にも多種類の金属を生産している。
(出所:JOGMEC地域情報)
(IR Universe Kure)