2023/10/10 15:26
LME銅相場(現物)は2023年も残すところ3カ月足らずになって調整場面を迎えている。週を挟んで反発・続伸して1トン8000ドルの大台を回復したものの、先週5日は7812ドルと年初来安値を記録した。10月に入って改めて地合いの悪さを印象付けた形で、足元はなおおぼつかない。中国の不動産セクターの不振と欧米の金融引き締め政策の継続、そして、その結果としての銅在庫の積み上がりという3重苦でガス欠状態に陥いりつつあるのか?われらが堂林記者、これまでの相場の読み筋に概ねそごはないものの、国内スクラップ市況の下げもきつく、その安値波乱の予感に落ち着かない。いきなり冬ごもり相場に突入するのか、国慶節の大型連休を終えた中国の動向も気になる様子で、年末に向けた相場の道筋について師匠とどうしても話をしてみたくなってきた。
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