フィリピンの建設大手DMCIホールディングス傘下で同国内でのニッケル採掘を手掛けるDMCIマイニングが、2024年上半期にニッケル鉱山2か所を開業するもようだ。同社の経営陣が「2鉱山は既に開業に向けた作業が最終段階にある」と11月23日に明かしたという。フィリピン・ニュース・エージェンシーなどの外電が11月27日までに伝えた。
報道によると、新たに開業するニッケル鉱山はフィリピン北部のサンバレス州に位置する。ニッケル生産量は2000万トン規模で、2つ目の鉱山の開業は2024年4-6月期になる見通し。投資額は約2億5000万ペソ(6億7000万円)程度と伝わった。
グローバル・ノートの統計によると、フィリピンは2019年のニッケル生産量が32万トンと、インドネシア(85万トン)に次ぎ世界2位。日本の主要ニッケル輸入元の1つでもある。
フィリピンの主な鉱山
(出所:JOGMECデータベース)
そのフィリピンで、DMCIホールディングスは1954年創業の地元の老舗建設会社だ。主力の建設業のほかに、石炭採掘や発電、供水などインフラ関連を中心に幅広く事業展開する。傘下のDMCIマイニングは、サンバレスと南西部のパラワン島でニッケル鉱石、クロマイト、鉄ラデライトなどを採掘している。
(IR Universe Kure)