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中国、銅精錬19業者が減産方向で一致 メンテナンス重視、LME銅は11か月ぶり高値

2024/03/15 10:57

 米ブルームバーグ通信は3月15日、「中国の非営利社団法人である中国有色金属工業協会が北京市で3月13日に開催された会合後の際に、精錬業者19社の幹部が銅の減産方針で一致した」と伝えた。

 

安泰科の報告(中国語):铜冶炼企业在京座谈会成效显著 (qq.com)

 

 会合に参加した政府系調査会社の安泰科の報告から明らかになった。この報告を受けて銅の供給量が細るとの見方が広がり、直後の3月13日からロンドン金属取引所(LME)で銅相場は上昇。3月14日の現物終値は$8791.5/tonと2023年4か月下旬以来およそ11か月ぶりの高値を付けた。

 

過去1年間のLME銅価格の推移

 

 

 発表によると、幹部らは

(1)既存の銅原料の生産システムは継続

(2)精錬と生産を調整。既存の生産ラインのメンテナンス計画を調整し、生産負荷を減らし、新しい生産能力の稼働を延期し、生産基準に達するまでの時間を延期する。

(3)銅産業への新規参入条件の厳格化。新規の生産能力を管理する。

――ことで合意した。明確な減産ではないものの、メンテナンスに注力し、新規の生産は控える方針が示されたとの受け止めが広がっている。

 

 

(IR Universe Kure)

 

 

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