大阪ガスは11日、みずほリース銀行と、JFEエンジニアリング、九州製鋼の3社と、系統用蓄電池事業に参画する、と発表した。武雄蓄電所合同会社(東京都中央区)に出資し、2025年度中の系統用蓄電所の運転開始を目指す。
大阪ガスが同様の事業に参画するのは、千里蓄電所に次いで2例目。
太陽光発電をはじめとする再生可能エネルギー資源の多い九州エリアでは、天候により電力需給バランスが大きく変動するため、系統の安定化に寄与する蓄電池の重要性が高まっているという。
武雄蓄電所は、佐賀県武雄市の九州製鋼・佐賀工場内に設置する予定。大阪ガスは、これまで培ってきた電力トレーディングの知見を活かし、電力市場での取引を通じて、武雄蓄電所の蓄電池を充放電することで、系統の安定化に寄与する。
(IRuniverse Kogure)