
秋葉原駅前広場に設置された実証実験ハウス
YKK AP(東京都千代田区)は、東京都千代田区などと連携して、次世代型ソーラーセル、ペロブスカイト太陽電池の日射量や発電量データの収集を行う実証実験ハウスを、同区の秋葉原駅前広場に設置した。10月10日までの期間、実証を進めていく予定。ハウス内は一般見学もできる。
ハウスに取り付けているのは、同社がカーボンニュートラルに向けた再生可能エネルギー事業への取り組みとして関電工(東京都港区)とともに開発している建材一体型太陽光発電。
今回、トレーラーハウスを既存ビルのミニチュアとして製作した実証実験ハウス「Akiba ZERO BOX」(長さ7・2メートル、幅2・5メートル、高さ3・7メートル)を、秋葉原駅前広場に設置し、ハウスの屋根をビルの屋上に見立ててシリコン系太陽光パネル6枚を搭載しているほか、窓には透過性のあるガラスタイプのペロブスカイト太陽電池を用いた建材一体型を実装した。
ハウスは実証期間中、千代田区の情報を発信するインフォメーションの役割も担い、その維持、管理に必要な電力を、太陽光発電で自給しているという。
(IRuniverse Kogure)