矢崎総業(本社・東京都港区)は8日、中国法人の矢崎(中国)投資有限公司(YCIC)と中国の独立系自動車エンジニアリング会社である阿爾特汽車技術股份有限公司(IAT)が合弁会社を設立すると発表した。 新エネルギー車産業で必要とされる高電圧システムの技術開発や関連製品の生産製造を行うという。社名は、北京阿爾特矢崎新能源科技有限公司(資本金約10億円)、10月に北京市に設立予定で、出資比率は、矢崎が4割、阿爾特汽車技術が6割となっている。
IAT は2007年に設立され、中国で独立系自動車エンジニアリング会社として初めて上場した会社だ。主要事業は、車両・車両プラットフォーム全工程の研究開発、新エネルギーインテリジェントプラットフォームの開発、コア部品の研究開発・製造などがある。また、取引先数は約100 社、完成車開発実績は約500件あるという。
矢崎総業は「中国は世界最大の自動車市場であり、新エネルギー車産業が急速に成長し、CASE(Connected/コネクテッド、Autonomous/自動運転、Shared & Services/シェアリングとサービス、Electric/電動化)関連の新技術の開発・採用も活発な状況。EV関連を中心に、今後も大きな成長市場・事業機会であると考えている」などと合弁会社設立の背景を述べている。
(IRuniverse G・Mochizuki)
 
     
             
             
             
            