2024/09/10 12:35
文字サイズ
国内の非鉄金属スクラップ問屋の経営が揺れている。年間を通じて発生薄現象という構造的な問題が続く中、スクラップの買取指標となるLME相場の高値シフトと、台頭著しい中華系との集荷競争にさらされているためだ。在庫手当てに必要な運転資金は膨張する一方で、相次ぐヤード条例規制への対応も関東圏では避けて通れない課題として浮上しており、そこに見え隠れするのは、難しい事業環境の中で奮闘する問屋経営のいまである。カーボンニュートラル、サーキュラーエコノミー(循環型経済)社会の実現が叫ばれる中、その主役であるはずの非鉄金属スクラップ流通業界の一角で起きている現実を追った。
この記事は会員限定です。お申込み確定後に続きをお読みいただけます。
新着記事
大同特殊鋼、知多第2工場のチタン用溶解炉稼働 26年7月に2基目――医療向けチタン合金の需要増を見据え
2025/10/27
FREE
25年10-12月期の対日アルミプレミアム 前期比20%安の86ドルで決着――依然、冴えない国内需要
2025/10/27
出光 LiBソリューションを展開するMaxwell and Sparkに出資
2025/10/27
FREE
2025年8月 ニッケルくず輸出統計分析 カンボジア向けに大口スポット消滅 単価は小幅変動
2025/10/27
大栄環境子会社 宮古島エコサービス 伊良部リサイクルセンター稼働開始
2025/10/27
FREE
タングステン市場近況2025#11 上昇、APT700ドル迫る 中国鉱石価格が再び値上がり
2025/10/27
米、東南アジア4か国と貿易協定 レアアース輸入確保、高市氏もマレーシアと会談
2025/10/27
2025年8月 コバルトくず輸出統計分析 低水準で推移 累計数量は前年の2割以下の低迷続く
2025/10/27
厦門ステンレス会議 マンガン鉱石とマンガン合金鉄について
2025/10/27
生成AI向けの旺盛な需要拡大受け民生向け伸び悩むも増収増益予想
2025/10/27