米ホワイトハウスは4月18日、ホームページ上で、「国内の鉱山開発事業10件を迅速審査の対象にした」と発表した。トランプ大統領は重要鉱物の米国内での生産拡大に力を入れ、特にレアメタルを中心とした資源の中国依存の低下を急ぐ。
プレスリリース:Trump Administration Advances First Wave of Critical Mineral Production Projects – The White House
連邦認可改善運営評議会(Permitting Council)が10件を指定した。石炭や銅の鉱山事業のほか、電気自動車(EV)用バッテリー向けなどのリチウム鉱山が多く含まれた。10事業は政府のウェブサイトに掲載され、承認手続きの進捗が追跡できる。米政府は発表資料中で、今後数週間でさらに多くのプロジェクトが順次リストに追加される予定だとした。
今回対象となった10事業
(出所:ホワイトハウスホームページ)
トランプ米大統領は3月下旬に国内鉱業の振興を目指す大統領令に署名し、行政トップなどに最優先プロジェクトの特定を命じていた。
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(IR Universe Kure)