UACJは13日、深谷製造所(埼玉県深谷市)に国内最大規模の厚板焼入れ材製造設備の導入を決めたと発表した。年産能力はおよそ1万トンで、投資額は約110億円。2027年下期の稼働を目指す。
UACJは第4次中期経営計画で、航空宇宙・防衛装備品、半導体製造装置などを「先端分野へのサプライチェーン安定化」のための重点活動分野と位置づけており、その具体化へ前倒しで導入を決定したという。同設備の導入で、成長が見込まれる航空宇宙・防衛装備品、半導体製造装置向けの厚板焼入れ材の年産能力は、既存の福井製造所(福井県坂井市)の製造設備と併せて、倍増するという。
(IRuniverse G・Mochizuki)