高校時代、熱力学の重要な概念であるエントロピーの理解に苦労しました。古典力学では時間軸の進む方向を示す物理量として定義できますが、量子力学の世界はうまく理解できません。これは筆者だけではありません。戦前、秀才が集まったエリート学校であった海軍兵学校でも生徒はエントロピーの理解に苦しんだそうです。ある時、寮の食事に、海のものとも山のものとも知れぬ不思議なおかずがでたそうです。生徒たちは、そのおかずにエントロピーという名前を付けたとか・・・。
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