
オリックスとオリックス環境は2日、集合住宅などの改修工事や解体工事で廃棄されるアルミサッシの水平リサイクルを開始すると発表した。すでに取り組んでいる窓ガラスの水平リサイクルとともに、アルミサッシも再生することで、アルミ窓全体の水平リサイクルの実現を図る。
リサイクル事業者であるオリックス環境が解体業者やリフォーム業者から使用済み窓を回収し、アルミサッシとガラスに分離。その後、アルミサッシは、金属加工業者による高度選別工程を経て、サッシメーカーがリサイクルアルミとしてサッシ製造に再利用する。
一方、ガラスは、カレット業者によりカレット(ガラス端材)として精製・品質確認した後、ガラスメーカーが新たな建築用板ガラス製造の原料として使用する。建設・製造・環境分野などの多様な企業と連携しながら、本スキームの全国展開を推進する方針だ。
(IRuniverse K.Kuribara)