7月22日、LEXUSは、LC500h/LC500/LC500 Convertibleを一部改良し、全国のレクサス販売店を通じて、8月4日から発売すると発表。また、LC500及びLC500 Convertibleに特別仕様車 LC500“PINNACLE”及びLC500 Convertible“PINNACLE”を設定し、それぞれ100台を抽選販売するとの事だ。100台の内50台はオーナー様を対象に先行抽選を実施し、それぞれ50台を一般向けの抽選販売分として、2025年7月24日から8月7日まで全国のレクサス店にて抽選申し込みを受付し、当選者には8月18日に連絡の上商談をスタートするという。
LCは、2012年デトロイトモーターショーに出展したデザインスタディモデル「LF-LC」がベースとなっている。好評を博したLF-LCのデザインを進化させ、LEXUSがよりエモーショナルなブランドへと変革をする象徴的なモデルとして、開発、デザイン、生産などのさまざまな常識や制約を打破する挑戦と約5年の歳月を経て市販化を実現した。
V型8気筒5.0Lエンジンに、新開発10速オートマチックトランスミッションをLEXUSとして初めて採用。加えて、高回転化したV型6気筒3.5Lエンジンと走行用モーターに自動変速機構を組み合わせた世界初のマルチステージハイブリッドシステムを開発。ハイブリッドが持つモーター駆動による応答性の良さを最大限に活用し、ダイナミックなドライビングテイストを追求した。
2017年の発売以降も、Always Onの考え方のもと、たゆまぬ走りの進化を続けると共に、2020年にはConvertibleの追加設定や、エアレースパイロットの室屋義秀選手との技術交流から得た空力技術を活用したCFRPリヤウイングを採用した特別仕様車“AVIATION”の発売等、LEXUSのフラッグシップモデルとして、ブランドを牽引し続けてきたとの事である。2025年、熟成を重ねたLCが、走りを徹底的に磨き上げたモデルとして発売するのが、特別仕様車“PINNACLE”である。
LC500 特別仕様車“PINNACLE”
朧銀
LC500 Convertible 特別仕様車“PINNACLE”
ニュートリノグレー
これに先立ち、7月18日にはLC500/LC500 Convertibleの北米市場向け2026年版モデルを発表。こちらの二車種はいずれもガソリン車であり、LC500hの新モデル発表は行われていない。
北米向けLC500は200台、コンバーチブルモデルが350台の限定生産となっている。
北米市場向け LC500 2026年モデル
北米市場向け LC500 Convertible 2026年モデル
また今回発表された日本向け特別仕様車もガソリン車モデルとあって、同社のガソリン車に対する強気な姿勢が見え隠れする状況だ。
決して自動車の台数としては多数ではないものの、ガソリン車の「走り」を求めるユーザーからのニーズはしっかりと存在しており、そういったユーザーからのオーダーに応えたものだ。
世相が電気自動車に対しやや逆風を向けつつある中で、ガソリン車の立ち位置がどうなっていくのかを見る試金石となるのではないだろうか。
※画像出典
LEXUSブランド公式サイト
https://global.toyota/jp/newsroom/lexus/43103345.html
LEXUS Newsroom
https://pressroom.lexus.com/tangible-elegance-the-2026-lexus-lc-500/
https://pressroom.lexus.com/open-air-opulence-the-2026-lexus-lc-500-convertible/
(IRuniverse Ryuji Ichimura)