フィリピンの大手インフラ投資会社メトロ・パシフィック・インベストメンツ（ＭＰＩＣ）、三井物産、地場鉄鋼最大手スチール・アジア・マニュファクチャリングは、鉄の再利用システム構築に向け覚書（ＭＯＵ）を締結した。
この枠組みでは、ＭＰＩＣのサプライチェーンで発生する鉄スクラップを三井物産が買い取り、スチール・アジアがリサイクル。再生された「グリーンスチール」を市場に供給し、将来的にはインフラ案件に再利用することを目指す。新規資源採掘の削減や二酸化炭素排出低減につながり、循環型経済の実現に貢献する取り組みとなる。
ＭＰＩＣの最高財務・リスク・サステナビリティ責任者レヴィラ氏は、「鉄のクローズドループは資源採掘の削減、排出削減、強固なサプライチェーン構築につながる。」と述べ、ＭＰＩＣが掲げるＥＥＳＧ（経済・環境・社会・ガバナンス）統合型のサステナビリティ方針に沿った将来の強固なサプライチェーン構築を狙う。
(IRUNIVERSE RS）
