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中国の自動運転技術普及、「L2」搭載8割超え

2025/08/29 05:56
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中国の「新エネルギー車(NEV)」市場で、自動運転技術の搭載が広がっている。自動車業界団体、全国乗用車市場信息聯席会(CPCA)によると、一定の条件下での運転支援が可能な「L2(レベル2)」以上のシステムを搭載したNEVの比率は、2025年1~6月で82.6%に達した。技術の進歩やコストの低下を背景に、16万元(1元=約21円)以下の普及価格帯モデルへの搭載も進んでいる。

一方、中国の高級EVブランド「嵐図汽車(VOYAH)」高級電気自動車メーカーのCOO(最高執行責任者)は、業界が過当競争に陥り、全体の利益率が約5%にとどまっていると指摘。サプライヤーの資金負担が大きくなれば研究開発に支障を来し、長期的な成長が損なわれる恐れがあると警鐘を鳴らした。

関連業界では、華達汽車科技(Huada Automotive Technology Corp Ltd)が国内自動車・電池メーカーから複数案件を受注し、数十億元規模の売り上げが見込まれている。また、中国税関総署は新たな監督モデルを導入し、鉱石やリチウム電池の通関時間を80%以上短縮するなど、サプライチェーンの効率化も進んでいる。

 

(IRUNIVERSE Risa)

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