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年商120億円の中国系商社「東知」の精神でグリーン事業を世界へ

2025/09/12 17:11 FREE
年商120億円の中国系商社「東知」の精神でグリーン事業を世界へ

同社は、製紙原料・紙全般、非鉄金属原料、グリーンエネルギー投資、脱炭素関連の事業開発などを幅広く手がける中国系商社である。年商は単体で約120億円に上り、国内外のメーカーとの取引を長年にわたり築いてきた。

2013年にはメガソーラー事業に参入し、2019年からは風力発電事業にも取り組んできた。近年では系統用蓄電池の取り扱いも開始しており、再生可能エネルギー分野における事業は拡大傾向にある。今後もさらなる成長が見込まれる。

また、銅スクラップ事業では2018年に茨城県かすみがうら市に工場を開設し、月間約70トンの銅ナゲットを生産している。さらに3国間貿易にも積極的に取り組んでいる。


同社のシンボルである「グリーンマーク」には二つの意味が込められている。一つはグリーン・エネルギー、グリーン・メタル、そしてカーボンニュートラルへの取り組み。もう一つは植木・盆栽の輸出、海外で日本庭園設計のコンサルティングである。これらは一見異なるテーマだが、盆栽に象徴される「美しい生活をつくる」という思想や「持続可能な社会の創造」という共通点で結びついている。


社名の「トーチ(TO-CHI)」は、中国語の「東知」に由来する。「東を知る」、すなわちオリエンタルな知恵を重んじる精神を表しているという。ジパングに根ざした視点を持ちながら、世界へ開かれた事業展開を志向している。


近年はグローバル展開を強化しており、アメリカやヨーロッパ市場にも視野を広げている。

社長
トーチインターナショナル 代表取締役 龍国志氏

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