WSA(世界鉄鋼協会)が発表した25年8月の粗鋼生産量(速報)を受けて国内大手耐火物レンガメーカーである品川リフラクトリーズと黒崎播磨の、それぞれの海外子会社のある国の粗鋼生産を比較してみた。なお、品川リフラクトリーズ(JFE系:白レンガ)と黒崎播磨(日本製鉄系:黒レンガ)。なお、7月以前の数値は確報。
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両社の業績につて、国内の状況は大差が無いが、違いが出るのは海外子会社の状況になる。品川の連結子会社はブラジルに、黒崎はインドに連結子会社があることが理由となる。
最近の両社の業績に影響を与えているブラジル(品川)とインド(黒崎)の粗鋼生産量は下図の通り。8月のブラジルの粗鋼生産量は前年同月比4.6%減と3ヵ月連続でマイナスとなった。一方、インドは24年9月をボトムに、伸び率は堅調に推移している。足元は同13.2%増と増加傾向が続いている。なお、両国の粗鋼生産の増加は両社の業績の押し上げ要因となる。加えて、セメント向けなど非鉄業界向けの伸長は、各社ともプラスαとなる。
図表1、ブラジルの粗鋼生産量推移(千トン、%)

注意:伸び率は前年同月比
出所:WSAよりIRU作成
図表2、インドの粗鋼生産量推移(千トン、%)

注意:伸び率は前年同月比
出所:WSAよりIRU作成
<参考>
以下は、両社が関連するその他地域の粗鋼生産量の推移
図表3、世界の粗鋼生産量推移(千トン、%)

注意:伸び率は前年同月比
出所:WSAよりIRU作成
図表4、世界(除く中国)の粗鋼生産量推移(千トン、%)

注意:伸び率は前年同月比
出所:WSAよりIRU作成
図表5、中国の粗鋼生産量推移(千トン、%)

注意:伸び率は前年同月比
出所:WSAよりIRU作成
図表6、日本の粗鋼生産量推移(千トン、%)

注意:伸び率は前年同月比
出所:WSAよりIRU作成
(IRuniverse 井上 康)