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こっこー リサイクルセンターほか主要拠点にCO2フリー電力 脱炭素実現へ加速

2025/10/01 13:55 FREE
こっこー リサイクルセンターほか主要拠点にCO2フリー電力 脱炭素実現へ加速

 総合リサイクル・建材加工販売を展開する株式会社こっこー(本社:広島県呉市、代表取締役:槙岡達也)は、10月1日、広島県内に所有する3つのリサイクルセンターを含む中四国6つの事業場の受給契約を中国電力株式会社が提供するCO2フリー電力に切り替えたと発表した。これにより、同社の事業活動で使用する電力の92.2%(2024年度実績比)が再生可能エネルギー由来となった。

 

1.取り組み背景と目的
 脱炭素社会の実現に向け、同社は2022年度にカーボンニュートラルに向けた目標を策定、さらには2023年度にSBT(注1)認定を受け、より厳しい温室効果ガス(以下「GHG」)排出削減に取り組んできた。目標達成にはスコープ2対策が最重要課題と判断、これまで高効率設備への更新や太陽光発電所の設置などの対策を行ってきたが、これらで賄いきれない不足電力に対し、この度CO2フリー電力への切り替えを実施した。これによりCO2排出量を年間約450トン(注2)削減することが見込まれる。


※スコープ2とは
 企業が使用する電力、熱、蒸気などの購入したエネルギーに由来する、間接的な温室効果ガス排出量を指す。これは、企業自身の施設や活動から直接排出されるスコープ1とは異なり、エネルギー供給事業者の発電や熱生成の過程で発生した排出量を、エネルギーの消費者である企業に算定するもの。


(注1) SBTとは、パリ協定が求める水準と整合した、企業が設定するGHG排出削減目標で、同社は SBT (Science Based Targets) イニシアチブより、GHG排出量削減目標 (スコープ1+スコープ2) について、認定を受けている。
(注2)排出量は 広島県内3工場(呉リサイクルセンター、黒瀬リサイクルセンター、東広島リサイクルセンター)の2024年度実績。

 


広島県内にある当社リサイクルセンター

 

2.導入の概要
 同社が導入したCO2フリー電力は、「再生可能エネルギー発電所で発電される電気」と「トラッキング付非化石証書」を組み合わせ、環境価値の由来がわかる再生可能エネルギーを供給し、CO2排出量をゼロにするもの。これにより、太陽光パネルで発電した電力を場内へ供給しつつ、不足分をCO2フリー電力で賄う体制が確立され、安定した再エネ電力の確保と地球環境に配慮した事業運営を実現する。

 

呉リサイクルセンター

 

11月稼働予定の東広島リサイクルセンター

 

■中国電力株式会社 「再エネ特約〈プレミアム〉」について
https://www.energia.co.jp/elec/b_menu/co2_free/index.html

 

株式会社こっこー
 広島県呉市に本社を置き、大手メーカーの構内作業をはじめ、鉄・非鉄スクラップ、使用済み蛍光灯・乾電池リサイクル、古紙などを扱う「環境資源事業」と鉄鋼建材営業やエクステリア商品の販売・工事・施工をおこなう「生活環境事業」の二事業部から成る、総合リサイクル企業。

 

(IR universe rr)

 

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