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週刊バッテリートピックス「政府、防災対策強化」「トヨタいすゞがFCV路線バス」など

2025/10/05 14:08
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週刊バッテリートピックス「政府、防災対策強化」「トヨタいすゞがFCV路線バス」など

 2025年9月29日~10月5日のバッテリー業界では、防災関連のニュースが目立った。相次ぐバッテリー火災を背景に、環境省や消費者庁が安全に向けた取り組みを進め、韓国のイースター航空は10月からモバイルバッテリーの機内使用を禁じた。開発分野では、トヨタといすゞのFCV路線バスの共同開発が大きな話題だった。

<国内>

●環境省、11月1日に電池火災防止でシンポジウム

 環境省は11月1日に「リチウムイオン電池による火災防止シンポジウム」を開催する。9月26日にホームページ上で発表した。

 

関連記事:環境省 リチウムイオン電池による火災防止シンポジウム開催

プレスリリース:リチウムイオン電池による火災防止シンポジウムの開催について | 報道発表資料 | 環境省

 

●日本蓄電池、岐阜県羽鳥市と防災協定

 蓄電池ソリューションの日本蓄電池(本社:東京・千代田)は10月2日、岐阜県羽島市と「災害時における系統用蓄電による電力供給に関する協定」を9月30日に締結したと発表した。

 

関連記事:日本蓄電池、羽島市と防災協定を締結

 

●シャープ、豪ESTとフロー型亜鉛空気電池で協力

 シャープは10月2日、オーストラリアのフローメーカーであるESI アジア・パシフィック(ESI Asia Pacific Pty Ltd、本社:豪クイーンズランド州)と、フロー型亜鉛空気電池の開発連携に関する覚書を締結したと発表した。ESIは鉄を用いたフロー電池の開発に強みを持つ。

 

関連記事:シャープ、豪・ESI社と覚書締結―フロー型亜鉛空気電池の研究開発を強化

 

●リチウム電池火災、爆発事故の8割 消費者庁が注意喚起

 

リチウムイオン電池火災への注意喚起チラシ

(出所:消費者庁ホームページ)

 

 消費者庁は10月2日、ホームページ上で、リチウムイオン電池の事故状況を報告し、使用上の注意を呼び掛けた。

 事故情報データバンクをもとにした報告では、ワイヤレスイヤホン、スマートウォッチ、携帯用扇風機における発煙・発熱・発火・破裂・爆発等の事故情報が、2020年度から2024年度までの5年間で計162件登録された。このうち、リチウムイオン電池に起因すると考えられるものは5年間で136件と84.0%を占めた。この中で、ワイヤレスイヤホンは64件、スマートウォッチは46件、携帯用扇風機は26件だった。

 

プレスリリース: リチウムイオン電池使用製品による発火事故に注意しましょう - 身に着ける、持ち歩く製品にも使用されています - | 消費者庁

 

●パワーエックス、EVチャージステーションを追加 都内で

 蓄電池スタートアップのパワーエックス(本社:東京・港)は10月1日、新たに「京橋エドグラン」(東京都中央区)と「ミタマチテラス」(東京都港区)にEVチャージステーションを開設したと発表した。

 

関連記事:パワーエックス、都内2カ所にEVチャージステーションを新設

 

●トヨタといすゞ、FCV路線バスを共同開発へ

 

 トヨタ自動車といすゞ自動車は9月29日、それぞれの自社ホームページ上で、「水素で走る燃料電池車(FCV)路線バスの実用化に向け、共同開発を進めることで合意した」と発表した。

 2026年度から、いすゞと日野自動車が50%ずつ出資するジェイ・バスの宇都宮工場(栃木県宇都宮市)で生産を開始する。

 

プレスリリース:いすゞとトヨタ、次世代FC路線バスを共同開発 | コーポレート | グローバルニュースルーム | トヨタ自動車株式会社 公式企業サイト

 

<海外>

●中国の研究者、新型フッ素含有ポリエーテル電解質を開発・外電

 中国国際放送 (CRI)日本語放送は10月4日、「中国の清華大学化学工程学部のチームが、9月27日に新型フッ素含有ポリエーテル電解質を開発した」と伝えた。固体リチウム電池の開発に貢献するとしている。

 

●韓国イースター航空、機内でのモバイルバッテリー使用禁止 10月から

 

 

 韓国格安航空のイースター航空は、機内でのモバイルバッテリーの使用を10月1日から3か月間、試験的に禁止した。機内へ持ち込みが可能なモバイルバッテリーのほか、リチウム電池を含む全ての電子機器は、自身の手元や座席前のポケットで保管する必要がある。

 

プレスリリース:お知らせ 詳細を見る - イースター航空

 

●韓国新興バッテリーのLLBS、前駆体工場を竣工

 韓国バッテリー新興のLS-L&Fバッテリーソリューション(LLBS)が9月30日、韓国南西部の全羅南道群山での前駆体工場を竣工した。中央日報などの韓国現地紙が10月1日に伝えた。

 新工場の規模は敷地面積約4万坪(13万2232平方メートル)、総投資額1兆ウォン(約1000億円)。約1000人の雇用機会を創出すると見込まれている。韓国でも前駆体は中国依存が高く、同工場には自国産促進につながるとの期待が強い。

 LLBSは韓国のLG系企業グループであるLSグループと2次電池素材を手がけるエルアンドエフ(L&F)が設立した共同出資法人。

 

(IR Universe Kure)

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