WSA(世界鉄鋼協会)が発表した25年9月の粗鋼生産量(速報)を受けて国内大手耐火物レンガメーカーである品川リフラクトリーズと黒崎播磨の、それぞれの海外子会社のある国の粗鋼生産を比較してみた。なお、品川リフラクトリーズ(JFE系:白レンガ)と黒崎播磨(日本製鉄系:黒レンガ)。速報値を使用しているため、過去の数値は確報値に修正しているので、伸び率等も変化している。
関連記事
⇒「世界の粗鋼生産量:2025年9月(速報) 3か月連続、1億4千万トン台で推移」
両社の業績につて、国内の状況は大差が無いが、違いが出るのは海外子会社の状況になる。品川の連結子会社はブラジルに、黒崎はインドに連結子会社があることが理由となる。
最近の両社の業績に影響を与えているブラジル(品川)とインド(黒崎)の粗鋼生産量は下図の通り。9月のブラジルの粗鋼生産量は前年同月比3.2%減と4ヵ月連続でマイナスとなった。一方、インドは24年9月をボトムに、伸び率は堅調に推移している。足元は同13.2%増と引き続き増加傾向となっている。なお、最近は、セメント業界向けなど非鉄業界向けに両社との影響しているが、両社ともメインユーザーは鉄鋼業界であるため、粗鋼生産の影響は依然大きい。
図表1、ブラジルの粗鋼生産量推移(千トン、%)

注意:伸び率は前年同月比
出所:WSAよりIRU作成
図表2、インドの粗鋼生産量推移(千トン、%)

注意:伸び率は前年同月比
出所:WSAよりIRU作成
<参考>
以下は、両社が関連するその他地域の粗鋼生産量の推移
図表3、世界の粗鋼生産量推移(千トン、%)

注意:伸び率は前年同月比
出所:WSAよりIRU作成
図表4、世界(除く中国)の粗鋼生産量推移(千トン、%)

注意:伸び率は前年同月比
出所:WSAよりIRU作成
図表5、中国の粗鋼生産量推移(千トン、%)

注意:伸び率は前年同月比
出所:WSAよりIRU作成
図表6、日本の粗鋼生産量推移(千トン、%)

注意:伸び率は前年同月比
出所:WSAよりIRU作成
(IRuniverse 井上 康)