10月28日の東京株式市場で日経平均株価は前日比92円36銭(0.18%)安の5万419.96で午前の取引を終えた。小反落となったものの、前日に達成した史上初の5万台は維持した。誕生したばかりの高市早苗首相が10月28日午前にトランプ米大統領と会談した。日米関係の強化による日本の景気回復を期待するムードが株価を支えている。
過去3か月の日経平均株価の推移(JPY)
日米首脳は、日本の防衛費の拡大や関税交渉の合意内容の具体化などについて話すほか、レアアースなど重要鉱物の安定確保に向けた協力に関する共同文書に署名すると見られている。海外の投資家からは「新政権に刷新感もあり、日本が成長路線に回帰するきっかけになりそうだ」との期待が寄せられている。
一方、前日は米株もダウ工業株30種平均が連日で過去最高値を付けた。月末に予定の米中首脳会談で両国の貿易規制が緩和されるとの期待が株価を押し上げている。10月28-29日に米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催予定であることも米利下げ期待を誘い、世界の投資家のリスク選好意欲に結び付いている。10月27日の米国市場では、半導体指数のフィラルディア半導体株指数(SOX)が初の7000台に乗せ、特に半導体やハイテク関連に期待が強い。
過去3ヶ月間の米ダウ工業株30種平均の推移($)
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過去3か月のドル円相場の推移(JPY/$)
なお、10月28日の外国為替市場でドル円相場は1ドル=152円台後半にやや持ち直している。前日は153円台に下落した。米株が好調なため、対米投資を増やす動きが根強く、日本円を含む他国通貨を売ってドルを買う流れが強まりやすい。
(IR Universe Kure)