アビヅやイボキン、オリックス環境、こっこー、三協立山、HARITAは28日、脱炭素化に向けた高品質アルミの国内循環、リサイクルアルミの安定供給を目指し、製造業とリサイクル業の事業間連携を通じたアルミサッシの資源回収ネットワーク「サーキュラーエコノミーチャレンジャーズ」(CEチャレンジャーズ)を結成したと発表した。同日から運用開始となり、HARITAは北陸地区のリサイクル事業を担う。
「CEチャレンジャーズ」では、解体建物から発生する使用済みアルミサッシの新たな資源循環モデルを構築します。水平リサイクルによる付加価値の提供のほか、▽リサイクルアルミ原材料のトレーサビリティを確保するルート構築▽品質確保を可能にする解体・回収・分別システムの構築▽適切な保管・管理・運搬システムの確立――といったプロセスの実現を図る。
事業者間の連携により、一貫した資源回収・リサイクルシステムを運用。トレーサビリティを確保するとともに、脱炭素化に取り組む事業者が求める、信頼性の高い環境配慮型製品へのニーズに対応する考えだ。アルミサッシの回収率向上と高品質なリサイクル原料の安定確保を目指す。
具体的には、下記の2通りのスキーム例が挙げられる。これらの取り組みにより、天然資源から製造されるアルミ新地金と比較して、製造過程における温室効果ガス排出量の約97%削減が期待される。
(IRuniverse K.Kuribara)