米ホワイトハウスは11月1日、ホームページ上で、韓国で10月30日に開催の米中首脳会談のファクトシートを公開した。中国が2022年から課してきたレアアースおよびレアメタルの輸出規制をほぼすべて撤回する内容が含まれる。

発表は中国側と米側それぞれの措置を明記した。このうち中国側のレアアースに関する措置としては
- 中国は、2025年10月9日に発表したレアアースに関する広範な新しい輸出規制および関連措置の世界的な実施を一時停止する。
- 中国は、レアアース、ガリウム、ゲルマニウム、アンチモン、グラファイトの輸出に有効な一般ライセンスを発行する。一般ライセンスとは、中国が2025年4月と2022年10月に課した規制の事実上の撤廃を意味する。
とした。ほかにフェンタニルの対米輸出につながる化学製品の輸出管理の強化や米国産大豆の輸入再開、2025年3月以降に課した対米報復関税の撤廃、米国企業の関税対象リストへの掲載などの報復措置の撤廃、海運の維持などを盛り込んだ。また米国側の措置としては、11月10日からの累計税率の10%引き下げや課税対象の特例措置の1年間の延長、中国企業への規制対象措置や海運・造船業の対中規制の1年間の停止などを入れた。
中国側のファクトシート公開はまだ。中国は10月30日にレアアースの輸出規制の一時停止について発表したが、それは首脳会談の前段階として協議があったマレーシアでの閣僚級会議の結果に関する発表の中で一行触れただけ。輸出規制の一時停止についても「10月9日の規制強化分について」と対象を限定していた。
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(IR Universe Kure)