11月7日16時半、フジクラは同日14時に発表した26/3期2Qの決算受けて電話にて説明会を開催した。説明に使われた資料はこちら。説明は飯島CFOが行った。
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⇒「フジクラ:26/3期2Q決算発表。業績見通しを再上方修正」
<25年度上期決算概要>
〇ポイント(資料3ページ)
売上高、各段階利益、前年同期比大幅に上回り、上期として過去最高となった。1Qも含め全体的に好調だった。情報通信が生成AI拡大。さらに伸長した。(情報通信は)増収増益。営業利益が(前年同期比)2.2倍となった。一方、エレクトロニクス、自動車事業は、前年対比で厳しい状況となった。エレクトロニクスは期初懸念していた川下におけるサプライチェーンの問題が、発言した。FPCで影響が出ている。タイでオペレーション(FPC、コネクタ等)を行っているがバーツ高(対ドル)コスト増加あった。さらに、新モデルの生産改善の遅れ・・・FPC等の生産技術をさらに高めるために、新技術を導入しているが、子の改善が遅れている。さらに競争激化もあり、スマホ自体の需要の伸び悩みを背景に主要ユーザー側で競争激化が発生した。このため、(エレクトロニクスが)減収減益となった。自動車については引き続き黒字基調ではあるものの、受注プログラムが端境期を迎えている。23年度に黒字化したが、収益にこだわるということで、ボリュームについては、収益の高いプログラムに絞っている。一時的にこうした端境期が発生してしまう。加えて、材料費の高騰もあるが、特に米国で銅価が上がっていることもあり、銅電線の価格が上がっている。電線のコストについては最終的にはユーザー負担になる契約だが、やはり、タイミングがズレることもある。加えて、エネルギー事業は、国内中心のビジネスで、半導体の向上等で、好採算製品の出荷が増加した。
上期公表対比では、やはり情報通信で大幅な増収増益となった。
〇上期決算概要(同4ページ)
上期実績として売上高5,590億円、営業利益902億円で、営業利益率16.1%、経常利益917億円、当期利益671億円が上期の過去最高の数字となった。為替は前上期152円78銭。今上期が146円3銭ということで、6円75銭円高。前年対比で営業利益が164%、当期利益が234%と大幅な増益。
8月に業績修正したが、それに対してもさらに20%ほど増益となった。
売上高の増減は資料の5ページ参照。
〇営業利益の増減(同6ページ)
前上期の実績が550億円、今上期が902億円ということで、350億円の増益。市場環境はマイナスが出て、1番大きいのは為替で▲73億円。円高の6.75円/株で割り算すると、ちょっと大きめの数字になる。年間算すると20億を超えた数字になるが、先ほど説明したバーツ高は、円ドル以上に効いている。ここパース影響は全ての通貨をベースに分析しているが、その影響が20億を超える数字になっている。
足もとの状況を確認すると年度頭から伝えているように、年当たり17億円が情報通信を中心に出ていることに変わりない。
(グラフを)2つ右にずれて、米国関税は14億円。1Q時に5億円と伝えていたが、2Qで9億円ということで14億になった。ほぼ1Qで税率が決まった段階で、年当初60億ぐらいと見ていたのは36億円に減ったと伝えたが、その数字で推移している。
これら除いた実力値で416億円の増益であるが、売上増加に伴う限界利益の増加があるが、こちらは情報通信によるもの。エレクトロニクス、自動車は逆に先ほど説明した通り、ちょっと厳しい状況になっている。
特別利益及び税金項目、B/Sは資料の8-9ページ参照。
〇セグメント(資料の10-13ページ)
こちらは、前述のポイントでおおむね説明した通り。
<25年度業績予想>
〇ポイント(同15ページ)
上期の業績は予想にたいして大きく伸びた。下期も従来予想に対して大幅な見直しを行った。売上高・各段階利益は過去最高を更新して、売上高は同社初の1兆円。当期利益も1,000億円を超えて1,300億円の見込み。売上高、営業利益は2期連続、経常利益は4期連続、当期純利益は5期連続の更新となる。
〇業績の概要(同16ページ)
売上高は1兆1,090億円、営業利益が1,790億円で、16.1%の営業利益率を見込む。経常利益1,840億円で、当期利益は1,320億円。下期適用の為替は、145円/ドル。足元150円超だが、保守的な設定。通期の為替レートは145.52円/ドル。
〇セグメント別(同17ページ)
営業利益が大きく変わり、1,420億円の公表値から1,790億円と370億円の増益。売上高も1,130億円の、前回の公表値より増収となっている。セグメント別には情報通信がほぼ、同様の数値となっている。情報通信で大幅な増収増益を見込んでいる。
<株主還元>(同19ページ)
25年度(今期)までの中期3年だったが、24年度末でほぼ中期の目標数値はクリアしたこともあり、この25年度については配当20%と伝えていた。利益も増えたことにより、配当も修正した。150円/株を190円/株ということで40円/株さらに増配。中間配当95円/株を見込んでいる。
前年度は、参考値が出てまいるが配当100円/株だったところ、今期は190円/株という数字を予想している。
(IRuniverse 井上 康 )