TRE HD傘下のタケエイ林業(東京都港区)は、11月20日、大船渡市による令和7年度森林災害復旧事業へ参画すると発表した。
令和7年2月19日及び2月26日に発生した林野火災により被災した森林の総面積は3,370ヘクタール(ha)に達し、国による激甚災害の指定を受けた。被災森林のうち人工林は1,785haであり、これらは激甚災害指定に基づく5年間(令和6年度~令和10年度)の森林災害復旧事業の対象となる(※)。
今回、令和7年度森林災害復旧事業(合計24.32ha)を気仙地方森林組合が受注し、同事業にタケエイ林業が参画することとなった。タケエイ林業は同事業において、被災森林の整理伐採業務を行う。
製材に適さない炭化した被害木については、県内の発電事業者と連携し、バイオマス発電燃料としての活用が期待されており、同事業で発生した伐採木は、同社グループの株式会社花巻バイオマスエナジー(岩手県花巻市)で受け入れを開始している。
同社は第2次中期経営計画において「グループ拠点を活かした国土強靭化(レジリエンス機能強化)への貢献」を推進事項の一つとして掲げており、東日本大震災や令和6年能登半島地震・奥能登豪雨災害に関わる復旧復興支援事業等に携わってきた。同本事への参画は同方針に基づく具体的な取り組みの一つとして、今後もグループ一丸となって地元自治体や関連省庁、団体との連携の下、被災地域の迅速な山林再生と資源活用に貢献していくという。
2. 概要
(1)業務名 令和7年度森林災害復旧事業(2―い―2工区 被害木等の整理)業務
(2)業務内容 被害木等の整理
(3)対象期間 令和7年10月29日~令和8年3月2日
(4)対象面積 19.89ha
3. 今後の見通し
同件が今期連結業績予想に与える影響は軽微となる見込み。中長期的な連結業績の向上に貢献する、とのこと。
(IR universe rr)