現在中国のSiCメーカーは推定100社程度存在しているようだ。このうちAEC-Q101認証取得しているメーカーは数社(5社程度)と言われている。したがって、中国全体の5~10%程度が正式に車載規格を繰りしているものと考えられる。ただし、研究開発中あるいは部分的試験合格などを含めると20%前後が「車載対応を目指している」段階と推定できる。
1 AEC-Q101認証取得例として、APS(Alpha Power Solutions)とSiChainの例を挙げる。
1200V/650V SiC MOSFET がAEC-Q101認証+HV-H3TRB試験をクリア
SiChain (清純半導体);100V SIC MOCFETがAEC-Q101認証+HV-H3TRB試験をクリア
*AEC-Q101信頼性試験報告書について
AEC-Q101は自動車部品の重要な認証基準の一つであり、自動車電子評議会(AEC)によって開発された標準である。AEC Q101は、故障機構に基づく離散半導体部品の応力試験認証である。この規格は、自動車業界の高品質かつ高い信頼性製品の需要に応えるため、自動車電子製品の信頼性と安定性を確保することを目的としている.
現在の車載用SiCパワーデバイスは主に650Vクラスと1200Vクラスが使用されており、MOSFETでは50A~100A級、ダイオードでは10A~50A級が代表的な定格レンジである。用途はオンボードチャージャー(OBC)、DC-DCコンバータ、トラクションインバータなどに広く採用されている。
• 650Vクラス:主にオンボードチャージャー(OBC)、補助インバータ、DC-DCコンバータなどに使用。STMicroelectronicsの車載グレードSiCダイオードは6A~40Aレンジで提供され、AEC-Q101準拠。
MOSFETは50A~100A級がラインナップされ、低オン抵抗・高速スイッチング特性を活かして高効率化に寄与。1200Vクラス:主にトラクションインバータや高電力OBCに使用。STの1200V SiCダイオードは10A~20Aレンジが標準。InfineonやRohmも1200V SiC MOSFET(50A~100A級)を車載向けに展開。次ページに車載用SiCパワーデバイス(MOSFETとDiode)の規格と2025年のグローバル企業の市場価格である。
中國SiCトップ10
1 HIITIO(和成電機):EVや太陽発電向け高電圧DCアプリケーションに特化
2 Star Power Semiconductor (スター・パワーセミコンダクター):風力タービンEV向け 3 BYD Semiconductor: BYD グループ向けEV用SiCデバイス垂直統合 4CRRC Times Electric (中車時代電気):鉄道輸送や電動駆動システムでSiC技術導入 5 United Nova Technology UNT): NIO向けSiCモジュール量産開始した新興企業
下表は車載用で搭載されるSiC パワーIC( MOSFET, Diode)の種類と大口ユーザー向け販売価格である。

(IRuniverse )