豪資源大手のBHP社は12月9日、豪WA州ピルバラ地域での西オーストラリア鉄鉱石事業Western Australia Iron Ore (WAIO)の内陸電力網のBHP社保有持分に関して、BlackRock傘下のインフラ投資会社グローバル・インフラストラクチャー・パートナーズ(GIP)との間に拘束力のある契約を締結したことを発表した。ブラックロックがこの電力ネットワークに出資することで、BHP社はインフラ資産の現金化による資金調達を図る。
BHP社からの声明によれば、同社はWAIOの85パーセントの権益を保有している。今回の契約により、この権益を分割するため、インフラを共同所有する新会社としての信託事業体が設立される。BHPが51パーセントを所有・支配し、GIPは残りの49パーセントの持分取得のために20億米ドルの資金を提供するという。また、BHP社は25年間にわたり、WAIOの陸上電力における自社持分に応じた料金をこの新事業体に支払う。
陸上電力インフラを含むWAIOの完全な運営管理権は、変わらずBHP社が保持する。さらに、同契約は、BHP社の既存JVやWA州との契約に基づく義務に影響を与えることはなく、陸上電力インフラを含むWAIO資産の所有権にも影響しないと述べられている。
BHP社のMike Henry最高経営責任者(CEO)は、「我々は、BHPが資本へのアクセスを確保しつつ、WAIOインフラの重要部分に対する運営上および戦略的な支配権の維持を可能にする本取り決めによって、GIPとパートナーシップを結べることを喜ばしく思っています」とコメントしている。
(IRUNIVERSE A.C.)