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11月工作機械受注1370億円(14.8%増)と5ヶ月連続同月比増加

2025/12/24 15:19
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11月工作機械受注1370億円(14.8%増)と5ヶ月連続同月比増加

工作機械工業会11月受注確報 11月14.8%増1370億円と5ヶ月連続同月比増加

 

11月工作機械受注1370億円(14.8%増)と5ヶ月連続同月比増加

 12/23の15時に日本工作機械工業会の2025年11月工作機械受注確報が開示された。11月受注は1370.05億円(同月比14.8%増、前月比4.5%減)と5カ月連続同月比増加、3ヶ月連続で1350億円超えとなった。また11月としては22年の1341.86億円以来の数字、歴代4位の水準、外需については過去最高額となった。

外需23.6%増1050.18億円は2ヶ月連続1000億円超え、同月比14ヶ月連続増加

外需は1050.18億円(同月比23.6%増、前月比2.5%減)と14カ月連続同月比増となった。前月比では2.5%減ながら2ヶ月連続で1000億円超に、単月では10月の過去最高額に劣るものの、歴代4位の数字となった。

主要4業種では全業種で増加、前月比では一般機械のみ増加した。一般機械は312.4億円(同月比38.5%増、前月比2.2%増)と2ヶ月連続300億円超えとなった。自動車は239.4億円(同月比10.1%増、前月比6.5%減)と同月比10ヶ月連続増加、前月比減も4ヶ月連続の200億円超えとなった。電気・精密は163.9億円(同月比24.2%増、前月比0.9%減)と前月比微減も、2ヶ月連続で150億円超えとなった。航空・造船・輸送機械は85.6億円(同月比15.3%増、前月比35.6%減)と、3ヶ月ぶりの90億円割れとなった。

主要3極別ではアジアが543.0億円(同月比27.9%増、前月比5.4%増)と、2ヶ月連続500億円超えに。東アジアは427.8億円(同月比34.2%増、前月比11.8%増)。このうち中国は381.3億円(同月比30.0%増、前月比19.9%増)と同月比20ヶ月連続増加、3ヶ月連続300億円超えとなり、2025年の月間最大額となった。中国の一般機械向けは115.3億円(同月比34.2%増)と補助金効果が継続、自動車は133.3億円(同月比14.5%増)とBYDなどのEV投資が継続している模様。電気・精密は92.5億円(同月比87.3%増)と2ヶ月連続同月比大幅減からの反転となった。全体として中国の工作機械NC化向上促進への補助金政策継続が支えている。今回の日中摩擦の勃発について、今のところ受注キャンセルは生じていないが、中国政府の出方によっては大きく減少する懸念がある。その他アジアは115.2億円(同月比8.9%増)で7ヶ月連続で100億円超となっている。インドは59.0億円(同月比6.2%増、前月比20.5%増)となった。タイは16.12億円(39.2%増)などが増加した。

北米は294.2億円(同月比12.1%増、前月比12.3%減)となり、10ヶ月連続250億円超となった。このうちアメリカは264.0億円(同月比12.0%増、前月比6.7%減)と10カ月連続同月比増加となった。米国政府が7月に即時償却の恒久化を打ち出すなど税制改正が受注増の追い風になっていると見られる。米国主要4業種は一般機械84.9億円(38.5%増)と建機や農機向けが継続増加、自動車は27.2億円(10.4%減)に。電気・精密は23.0億円(22.5%減)と一服状況が続いている。

欧州は181.4億円(同月比25.8%増、前月比10.2%減)と5ヶ月連続同月比増、3ヶ月連続150億円超えとなった。ドイツが41.6億円(同月比49.9%増、前月比3.3%減)と、2ヶ月連続40億円超えに。イタリアも27.0億円(同月比59.0%増、前月比6.8%減)で5ヶ月連続同月比増、2ヶ月連続25億円超えとなった。その他では、フランス27.0億円(59.0%増)、スイス9.37億円(41.9%増)など、軒並み同月比高い伸びとなった。欧州の主要業種4業種では同月比、前月比とも一般機械のみ増加した。一般機械が49.1億円(66.3%増)と5ヶ月連続50億円割れながら前月比3ヶ月連続増加と回復基調に。自動車は17.6億円(21.4%減)と低水準にとどまっている。電気・精密は14.8億円(8.0%減)と4ヶ月連続15億円水準。航空・造船・輸送用機械は17.2億円(17.8%減)と2ヶ月連続で20億円割れとなった。

 

内需319.87億円(同月比6.8%減、前月比10.4%減)と3ヶ月ぶりに350億円割れ

内需は319.87億円(同月比6.8%減、前月比10.4%減)となった。3ヶ月ぶりで350億円割れとなり低調な推移となっている。主要4業種は同月比で一般機械、電気・精密が減少、航空・造船・輸送用機械を除き減少となった。1~11月累計で4009.57億円となり、同期比99.8%といよいよ前年割れとなり、内需不振が目立つ。

一般機械は130.0億円(同月比19.4%減、前月比10.3%減)と、同月比で2ヶ月ぶりに減少した。自動車は67.2億円(同月比20.9%増、前月比18.2%減)とトランプ関税措置が一応解決し、一部で人気車種の超納期化に対応した能力増強に着手した模様も、はや一服した模様で、依然低水準が続く。電気・精密は34.9億円(同月比14.1%減、前月比11.8%減)と、3ヶ月連続同月比減と不振が続く。航空・造船・輸送用機械は32.4億円(同月比2.0倍、前月比74.2%増)となった。

内需全体としてトランプ関税が日米間で決着、低迷していた自動車向けが単発的に10月受注となったものが早くも剥落している。今後、日中問題の影響が出かねない状況にあり、内需は緩やかな回復基調にある航空・造船・輸送用機械を除き力強さがない。

11月販売は同月比7.4%増1337億円、受注残1.4%減7595億円は30ヶ月連続同月比減

11月販売は1337.11億円(同月比7.4%増)と2ヶ月連続同月比増加となった。受注残高は7594.78億円(同月比1.4%減)と7ヶ月連続7000億円乗せも30ヶ月連続同月比減少となっている。

11月工作機械4社受注13.1%増、4社合計は同月比18ヶ月連続増加も内需6ヶ月連続減

日刊工業新聞が集計している工作機械主要4社の11月受注が12/10に発表された。4社合計で391.12億円(同月比13.3%増)と、18ヶ月連続同月比増加となった。輸出は302.60億円(22.7%増)となり、牧野フライスを除き同月比増加し、15ヶ月連続同月比増加となった。一方、国内は88.52億円(10.4%減)となり、6ヶ月連続で同月比減少した。

牧野フライスが92.49億円(同月比7.1%減)で、内外需とも減少、3ヶ月ぶりの同月比減少となった。

オークマは137.01億円(4.6%増)と3ヶ月連続同月比増加。国内は44.55億円(11.6%減)と不振も、輸出は92.46億円(14.8%増)と米国で航空宇宙、エネルギー関連が好調持続、14ヶ月連続増となった。

 

芝浦機械は30.74億円(56.0%増)で、輸出が17.05億円(4.5倍)と、中国向け風力発電用などの大型受注が寄与した。

 

 

ツガミは130.88億円(37.6%増)で、輸出が123.06億円(37.3%増)と主力の中国向けが自動車、データセンタ関連、電子機器向けなど高水準を維持した。

 

出所:日本工作機械工業会11月受注発表資料、日刊工業新聞社掲載4社受注よりアイアールユニバース加工

 

 

(IRuniverse Okamoto)

 

 

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