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リオ・ティントとグレンコアが統合協議を発表、世界最大の資源会社が誕生へ

2026/01/10 14:09
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リオ・ティントとグレンコアが統合協議を発表、世界最大の資源会社が誕生へ

 英豪リオ・ティントとスイスのグレンコアの国際資源大手2社は1月8日、それぞれのホームページ上で、「経営統合を協議している」と発表した。リオ・ティントがグレンコアの一部または全部を買収する。実現すれば、時価総額は約2070億ドル(約31兆円)と、世界最大の資源会社が誕生することになる。

■2月5日までに買収の意思表示

 

プレスリリース(リオ・ティント):Statement regarding Glencore plc (“Glencore”) | Global

プレスリリース(グレンコア):Statement regarding Rio Tinto

 

 発表によれば、リオ・ティントは2月5日までに買収するかどうかの意思を明確にしなければならない。事態はなお流動的で、買収形式も株式交換による買収などが検討されている。

 両社を巡ってはこれまでも折に触れ統合のうわさがあり、2024年末にも統合を協議しているとの情報があった。2025年にはグレンコアが資産の整理を進め、統合への布石ではとも言われていた。

 

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■銅がすべて…アングロテックに続け

 統合の背景には、人工知能(AI)普及に伴いデータセンターなどでの需要拡大が見込める銅に、事業の中心を移したいとの思惑がある。銅への注力は世界の資源大手が目指しており、2025年9月には英アングロ・アメリカンとカナダのテック・リソーシズが経営統合を発表した。アングロとテックは12月には株主の承認も得て、統合実現に向け動き出している。

 

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 アングロとテックは統合に伴い、チリの銅鉱山を共同運営する。アングロはチリ国有のコデルコとも銅鉱山の統合で合意し、銅資産を拡大している。

 

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 中国勢との競合が激化する中、世界的に資源争奪の動きは強まっている。また、オールドエネルギーからニューエネルギーへの転換を背景に、これまでの鉄鉱石などのベースメタルから、銅やマイナーメタルへの移行を目指す動きも根強い。2026年は資源企業の統合や淘汰の動きが加速する可能性がある。

 

(IR Universe Kure) 

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