腕サポート機能を追加したアシストスーツ「マッスルスーツSoft-ARM」
アシストスーツの研究・開発を行うイノフィスは15日、腕サポート機能を追加したアシストスーツ「マッスルスーツSoft-ARM」や気化熱ベスト「マッスルスーツAQUA VEST」を含む新製品5アイテムを2月から順次発売開始すると発表した。同社の既存品は、DOWAエコシステムグループをはじめとしたリサイクル事業者に対しても多数の導入実績があり、同業界の働き方改革推進が期待される。
「マッスルスーツSoft-ARM」は膝裏から腕にかけて伸びたゴムで腰と腕を同時に補助。重量物を床から持ち上げる時や移動する際に両部位にかかる負担を軽減する。製造業や運送業における運搬、積み替え作業に最適とのことだ。イノフィスに限らず、国内のアシストスーツメーカーの製品は腰のサポートに特化したものが多いが、ユーザーなどからの意見に応え、腕にかかる負担軽減も対象とした。
「マッスルスーツAQUA VEST」はバッテリーや保冷剤なしで、水だけで冷却し繰り返し使用できる気化熱タイプのベスト。熱がこもりがちな脇まで水が行き渡りつつ、腹部は冷やさない設計となっている。圧着点が多く蒸れにくい仕様で通気性も高い。また、着丈や身幅を調整可能なベルトとスライドバックルが実装されているため、ファン付きウェアのアンダーとしても着ることができる。
どちらの製品も電源不要であることから、電気機器の持ち込みが制限される現場で導入しやすいことも大きな強みとなる。価格はSoft-ARMが2万7000円、AQUA VESTが1万2500円(税別)。
当日に都内で開催されたメディア説明会に登壇した乙川直隆社長は、「現場の身体的負担は個人の問題ではなく、企業の事業継続を脅かす経営問題となっている」と強調。腰のアシストスーツだけでは解決できない課題に直面した際に、トータルソリューションとして現場に貢献するため製品の企業開発を進めてきたと経緯を明かした。

同社は、上記2アイテムのほか、独自の3D設計を採用した機能性インソールや、移動可能なハンドリングロボットなどの新製品も発売。売り上げの倍増とともにさらなる社会貢献の実現を目指す。
(IRuniverse K.Kuribara)