豪Fortescue Metals Groupは1月14日、急成長中のバッテリーエネルギー貯蔵システム(BESS)市場における地位を強化するため、米国拠点のオンサイト精密制御ソリューション専門企業Zitaraを買収し、自社のバッテリーインテリジェンスプラットフォーム(ソフトウェア)Elysiaの機能強化を行うとの声明を発表した。
この投資により、既存のクラウドベース製品にBESS市場向けのオンサイトシステムを統合することが可能となり、顧客にとっては、クラウド分析とリアルタイムのオンプレミス制御を組み合わせたこの強力なシステムにより、取引収益、資産寿命、安全性の最大化を実現できるものと考えられている。
ElysiaのマネージングディレクターTim Engstrom氏は、「(Zitaraの)リアルタイムでのオンサイト制御システムとElysiaの実績ある分析との統合により、ユニークかつグローバルに拡張可能なプラットフォームが誕生します。これはFortescue社をバッテリーインテリジェンスの最先端へと位置づけ、同時に産業全体の脱炭素化を、収益性を確保しながら加速させるという当社の使命を支えるものです」とコメント。
具体的な使用用途として、Fortescue社は、豪州の西オーストラリア(WA)州Pilbara地域での大規模BESS設備の実稼働導入により、バッテリーインテリジェンスの恩恵をフル活用する世界初の企業の一つになることを計画中。また、鉄鉱石事業の脱炭素化に必要な電力系統安定化を実現するため、4-5GWhの蓄電システムを展開中でもある。
なお、本契約は、今後5年間で市場規模が合計500GWh以上へと倍増することが予測されているという米国・豪州・欧州などの主要BESS市場/地域においてFortescue社の存在感をさらに増すものとしても期待されている。
(IRUNIVERSE A.C.)