豪州ASX上場企業として米国レアアース産業の再発展の野望を燃やすAmerican Rare Earths社は、1月22日、自社の米国拠点の完全子会社Wyoming Rare社を通じて米国のワイオミング大学(University of Wyoming)と行う共同研究が、同大学へ授与されている全米科学財団(NSF)研究応用加速(ART)助成金を通じてSeed Translational Acceleration of Research (“STAR”, 基礎研究実用化加速プログラム)プロジェクト助成金の採択を受けたとの声明を発表した。これにより両者は、米ワイオミング州にあるHalleck Creekにおける希土類(レアアース)元素生産に伴う尾鉱及び副産物の最終用途調査および開発をさらに推進できることとなった。
両者は、Halleck Creekにおける希土類元素抽出から生じる尾鉱と副産物を調査し、それらの材料を潜在的な応用可能性を探ることで、最終用途への技術的な面での実現可能性、処理要件、そしてプロジェクト全体の経済性への影響を評価していく、としている。また、このプロジェクトの成果物として予定されているのは、材料特性の包括的なデータベース、計算モデリングによる尾鉱・副産物の潜在的な用途評価、使用用途としてポテンシャルが高いと見込まれているリストを検証する小規模なラボ実験などである。
なお、American Rare Earths社によると、Halleck Creekは、“何世代にもわたり米国の重要鉱物自給を確保する可能性を秘めている” 世界クラスのレアアース鉱床。敷地内のCowboy State鉱山は、コスト効率の高い露天掘り採掘法を採用しており、さらに、“現地での鉱物処理・分離施設建設計画”により、“主に中国からの米国の輸入依存度を削減する戦略的立場にある“ものと考えられている。また、今回のワイオミング大学との共同研究からもわかるように、環境への配慮も見せながら、希土類元素向けの革新的抽出・加工技術の開発に取り組んでいる。
(IRUNIVERSE A.C.)