2月10日13時、日本カーボンは25/12期決算を発表した。続く26/12期は増収減益予想。なお、同社は決算説明会を行っていない。
<25/12期実績>
〇実績
売上高は、前期比比0.6%減の377億円となった。損益面は、営業利益が同23.9%減の48.0億円、経常利益が、同23.7%減の51.0億円。当期利益は、同18.4%増の48.3億円となった。
図表1、25/12期実績(百万円、円/株)

出所:会社発表資料よりIRU作成
〇セグメント状況
●炭素製品
ファインカーボン関連製品は、成長が期待されたパワー半導体の失速等により低迷し、売上高は減少した。他方、電極材関連製品は、米国関税の影響はあったが北米向けを中心とする人造黒鉛電極の輸出増により、売上高は増加した。
この結果、売上高は323億円(同5.7%減)、営業利益は29.9億円(同42.5%減)と減収減益になった。
●炭化けい素
堅調な航空産業向け需要を取り込むため、最大限の生産能力による対応を図った。
この結果、売上高は41億円(同52.9%増)、営業利益は14.7億円(同72.9%増)と増収増益となった。
●その他
産業用機械において資材価格やエネルギー価格が高止まりする中、製造コストの削減と売価是正に努め、収益性の改善を図った。
この結果、売上高は12億(同36.7%増)、営業利益は3.3億円(同35.6%増)と増収増益となった。
<26/12期見通し>
米国の通商政策等のマイナス影響は続くが、サプライチェーンの再構築や在庫調整が進捗すること等により、企業の生産活動や設備投資需要は全体として復調へ向かうと想定。同社グループでは、ファインカーボン関連製品事業は、設備投資の復調や半導体関連企業の在庫調整一巡等により底堅い需要の改善を見込む。そして、電極材関連製品事業は、25年と同様の事業環境と需要継続を見込む。また、炭化けい素関連製品事業は、引き続き堅調な航空機エンジン用途の需要を見込む。なお、特別損益の計上は見込んでいない。
この結果、26/12期の業績は図表2のとおり、増収減益の見通し。
図表2、26/12期業績見通し(百万円、円/株)

出所:会社発表資料よりIRU作成
<参考>
図表3、四半期業績推移(百万円、%)

出所:会社発表資料よりIRU作成
(IRuniverse 井上 康)