インドのレディ鉱山相は2月19日、インド商工会議所連合会(FICCI)主催のイベントで「2026年内にレアアース永久磁石の生産開始を目指す」と表明した。ロイター通信が同日伝えた。インド政府は2025年11月にレアアース磁石の生産計画を承認し、予算も確保済み。旺盛な国内需要に対応するとともに、中国依存からの脱却も目指す。
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■政府が技術を開発、4プラントを建設へ
報道によると、レディ氏は鉱山省と国営機関が永久磁石生産技術を開発したと説明し、民間企業とも協力して複数州に4つの重要鉱物処理プラントを建設する計画だと述べた。別の報道によると、建設予定地はグジャラート州、アーンドラ・プラデーシュ州、オリッサ州、マハーラーシュトラ州。このうちグジャラート州ではすでに事業が始まり、アーンドラ・プラデーシュ州も着手準備を終えたとも伝わった。
米地質調査所(USGS)によると、インドのレアアース埋蔵量は690万トンで世界3位だが、採掘はごく一部にとどまり、需要の多くは中国産に頼る。一方でインドの永久磁石消費量は、2030年までに倍増すると予測されている。
2025年には中国がレアアースの輸出規制に踏み切ったことで、インドの自動車生産が滞るなど産業が混乱する場面があった。このため脱中国依存の要望は国内消費者からも上がり、国内生産は待ったなし。だが、中国が一手に握る加工技術の問題など、クリアすべきハードルも多い。
(IR Universe Kure)