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アルミ価格が大幅高 カタールの精錬所が閉鎖 中東紛争、実際の金属生産に影響か

2026/03/04 12:40
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アルミ価格が大幅高 カタールの精錬所が閉鎖 中東紛争、実際の金属生産に影響か

 アルミニウム価格が大幅高となっている。ロンドン金属取引所(LME)の現物価格は3月3日に$3269/tonと3月1日からの2営業日で3%上昇した。ノルウェーアルミのノルスク・ハイドロが3月3日、自社ホームページ上で「カタールでのアルミ精錬所を閉鎖した」と発表した。中東での紛争激化が実際の金属生産に影響するとの懸念が広がっている。

 

過去3か月間のLMEアルミ価格の推移($/ton)

 

 

プレスリリース:Qatalum initiates controlled shutdown of aluminium production | Hydro

 

 ノルスク・ハイドロはカタールの地場企業と合弁で、カタールでアルミ生産を手掛けている。中東での紛争激化で、ガス供給業者からガス供給を停止すると通知され、精錬所の閉鎖に踏み切った。閉鎖期間は、管理停止期間が3月3日-31日まで。ただ、完全な操業再開には3-12か月間かかる可能性があるうえ、完全に閉鎖した施設がいつ再稼働できるかは不明だとした。

 

 カタールでは3月2日、イランのドローンがカタールエネルギーの操業施設2か所を攻撃し、カタールエネルギーは、LNGおよび関連製品の生産を停止したと発表していた。

 

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■金やチタンは輸送困難に、モリブデンやタングステンは需要期待

 3月4日のmining.comによると、カタール産アルミニウムのLMEでのシェアは1%ほど。ただ、イランの湾岸諸国への攻撃や物流の混乱により、ほかの金属生産や取引に実害が出るとの連想を誘う要因となっている。

 金相場は3月2日までに急騰(3日は急落)した。安全資産として注目されたほか、空運の混乱により、航空輸送に頼る金の輸送ができなくなるとの実害懸念が浮上した。

 

過去3か月間のNY金相場の推移($/toz)

 

 チタンやバナジウムなどにも紅海航路の混乱による運賃上昇リスクが浮上している。石油精製に使うモリブデン、兵器需要期待が強いタングステンは、実需よりも期待先行で値上がりする可能性が指摘されている。

 

(IR Universe Kure) 

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