豪ASX上場企業Core Lithiumは、豪ノーザンテリトリー(NT準州)での自社のFinnissリチウムプロジェクトにおけるスポジュメン精鉱の在庫に関して、世界的企業グレンコア(Glencore International AG)との間に拘束力のある固定価格契約を締結したことで、この売却が決定したとの声明を2月26日付で発表した。これらの在庫は、Finnisでの操業が市場環境を理由に中断された2024年半ばに形成されたものであるという。
売却対象となるのは、同プロジェクトにおける既存の約5,100dmtのスポジュメン精鉱在庫。ただし、約75,000dmtのリチウム微粉在庫は引き続きCore Lithium社が保有しており販売可能であると述べられている。また、今回の売却における実現価格は、売却時点におけるFastmarkets SC6 CIF China相当価格2,023米ドル/dmtを反映したものとのことで、資金は2026年6月四半期中に受領予定とのこと。
Core Lithium社のCEOを務めるPaul Brown氏は、「この濃縮鉱石在庫の戦略的売却は、弊社の操業再開戦略を支援する重要な追加資金と市場関与を提供するものです」とコメント。また、この売却分が既存のFinnis物流網を通じてダーウィン港へ出荷される見込みであることから、“鉱山現場からダーウィン港までのFinnis物流チェーンを再構築するものである点”も利点として挙げられている。
さらに同氏は、販売価格に関して、「リチウム市場の最近の強さを反映しており、2025年5月の操業再開調査の際に使用した価格より50パーセント以上高い水準です」と述べた上で、前述した、まだ買い手が決まっていない約75,000dmtのリチウム微粉在庫を強調することも忘れず、「現在の市場で大きな価値を有すると同時に、将来の資金源としての可能性も秘めています」として自信を覗かせた。
ちなみに、3月2日に発表された同社の半期(2025年12月末日までの6ヶ月間)業績報告においても、Finnisプロジェクトのリチウム事業再開計画は、対象半期において、技術・設計・エンジニアリング分野における膨大な作業成果を基盤とし、生産再開に向けて著しい進展を遂げたことが確認されている(なお、今回の売却は対象半期終了後に決定、発表されている)。
(IRUNIVERSE A.C.)