米深海採掘のアメリカン・オーシャン・ミネラルズ・コーポレーション(American Ocean Minerals Corporation 、AOMC)と同国海洋探査のオデッセイ・マリン・エクスプロレーション (Odyssey Marine Exploration.)は4月8日、ビジネスワイヤを通じ、合併に合意したと発表した。脱中国依存を目指す米政権の支援を支えに、事業を拡大する。
■コバルト、ニッケル、銅、マンガン…レアアースやチタンも採掘へ

合併後の新会社の資産評価額は約10億ドル(約1595億円)。これには複数の機関投資家による出資が含まれる。AOMC側がオデッセイを吸収する形を取り、AOMCとして米ニューヨーク証券取引所の新興企業向けナスダック株司式市場に上場する予定だ。
新会社は太平洋全域の広大な採掘権を掌握するが、まずはコバルト、ニッケル、銅、マンガンを豊富に含む野球ボール大の岩石「多金属団塊」を太平洋の海底から採取することに注力する。AOMCはもともと、クック諸島排他的経済水域(EEZ)と、クラリオン・クリッパートンゾーン(CCZ)を含む米国規制の国際水域の両方にまたがる多様な二重ポートフォリオを構築済み。発表資料では、この地域には上記の重要鉱物のほか、レアアースやチタンも埋蔵している可能性が非常に高いと指摘した。
■トランプ米大統領が深海に意欲、企業も反応
中国が重要鉱物などの資源を武器化する中、米国はトランプ米大統領を中心に、深海での重要鉱物採掘に注力し始めている。2025年4月には深海での採掘に関し大統領令発布の観測が浮上した。同年6月には米領サモア沖での探査を計画している。
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企業もこうした政府の動きに敏感に反応している。今回、合併を主導するAOMCは、英豪資源のリオ・ティントの元経営陣が創設したスタートアップだ。3月末には、米豪の2社が深海で鉱物処理プラントを建設する計画の発表もあった。
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(IR Universe Kure)