4月28日14時40分、愛知製鋼は、26/3期の決算を発表。会社計画を上回って着地。続く、27/3期は増収増益を予想。なお、詳細は後日開催予定の説明会後に再度報告する。
<26/3期実績>
〇実績
売上高は、販売価格の値下がりはあったものの、販売数量の増加により、売上収益は前期(2,992億円)に比べ1.7%増の3,043億円となった。利益については、販売価格の値下がりがあったものの、鉄スクラップ等購入品価格の値下がりや工場原価低減、連結子会社の増益などが増益要因となり、営業利益は同(120.1億円)に比べ44.6%増の173.7億円となった。また、税前利益は同(119.0億円)に比べ55.2%増の184.8億円、当期利益は同(78.2億円)に比べ43.8%増の112.4億円となった。
図表1、26/3期実績(百万円、円/株)

出所:会社発表資料よりIRU作成
〇営業利益の増減益要因
図表2、営業利益の増減益要因(前年同期比、億円)

出所:会社発表資料よりIRU作成
〇主要セグメント
●鋼(ハガネ)カンパニー
主力製品である特殊鋼の販売数量の増加があったものの、販売価格の値下がりにより、売上収益は1,055億円と同(1,067億円)に比べ1.1%減少した。
●ステンレスカンパニー
主力製品であるステンレス鋼の販売数量の減少及び販売価格の値下がりにより、売上収益は388億円と、同(440億円)に比べ11.7%減少した。
●鍛(キタエル)カンパニー
主力製品である自動車用型打鍛造品の販売数量の増加及び販売価格の値上がりにより、売上収益は1,348億円と、同(1,255億円)に比べ7.4%増加した。
●スマートカンパニー
電子部品の売上の増加により、売上収益は221億円と、同(205億円)に比べ7.4%増加した。
<27/3期予想>
〇想定
自動車業界では、関税政策の影響を大きく受けるのに加え、世界のBEVシフトは鈍化しているものの、中国メーカーの存在感は一段と増しており、自動車メーカーによる競争は激しさを増すことが予想される。同社は今後も、特殊鋼や鍛造品など素材や部品を通じてクルマの可能性を広げていくのに加え、自動車の発展に供してきた技術を活かし、広く社会課題解決に資する素材を提供し続ける「環境に一番やさしい鉄屋」として社会に貢献していく。
〇業績予想
売上高3,100億円、営業利益175億円、税前利益185億円、当期利益113億円を見込む。
図表3、27/3業績見通し(百万円、円/株)

出所:会社発表資料よりIRU作成
<参考>
図表4、四半期別の業績推移(百万円、%)

出所:会社発表資料よりIRU作成