GSユアサは9日、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「革新型蓄電池技術開発・高度解析」事業における「次世代ナトリウムイオン電池の技術開発」について同社が参画するPJが採択されたことを報告。東京理科大学を代表機関として、産学官連携で開発を行う方針を発表した。同社は、▽次世代ナトリウムイオン電池(セル)の設計検証▽リチウムイオン電池設備を用いた次世代ナトリウムイオン電池(セル)の試作実証――を担う。
同事業は、2050年カーボンニュートラルの実現やデジタル・電化社会に向けて将来の蓄電池需要の増大が見込まれる中で、資源調達リスクが低減され、かつ高い性能を有する革新型電池の実用化・市場投入を加速させることを目的としており、2030年代半ばの実用化を目指し、産学官連携で技術開発を行う。
GSユアサは、これまで独自に、従来のリチウム系蓄電池に代替する性能を備えたナトリウムイオン電池の開発に取り組んできた。今回の事業では、産学官連携で開発を加速させ、次世代ナトリウムイオン電池について早期の実用化を目指す。また、さまざまな用途に向けた次世代ナトリウムイオン電池の技術開発を通じて、カーボンニュートラルの実現に貢献していく考えだ。
他の共同開発機関は、MUアイオニックソリューションズ(共同実施:三菱ケミカル)、クラレ、東亞合成、武蔵エナジーソリューションズ、大阪大学、群馬大学、東京大学、東京農工大学、東北大学、早稲田大学、物質・材料研究機構など。
(IRuniverse K.Kuribara)