インド最大の国営マハラトナ鉄鋼メーカーであるインド鉄鋼公社(SAIL)は8日、インドネシアのPT Krakatau Steel (Persero) Tbk.と、インドネシアにおけるステンレス鋼スラブ製造のための合弁事業設立の可能性を探る覚書(MoU)を締結したと発表した。提案されている合弁事業に関する詳細(プロジェクトの規模、投資構造、実施スケジュール、技術構成など)は、実現可能性調査の完了と、両組織およびそれぞれの政府からの必要な承認の取得後に最終決定される予定だ。
インドネシアは、ステンレス鋼の主要原料であるニッケルの世界有数の埋蔵量を誇り、一方SAILは、製鉄、プロジェクト遂行、大規模総合製鉄所の運営において50年以上の経験を有する。この合弁事業案は、インドやASEAN地域におけるステンレス鋼の需要増加を支えるとともに、インドネシアの鉱物資源の付加価値向上を促進することが期待される。
同提携について、SAILは「この提携は、当社が従来の枠にとらわれず、未来に向けた能力構築に尽力していることを反映したもの。PT Krakatau Steelとのこの協力関係は、両社にとって長期的な価値を創造するとともに、インドとインドネシアの経済パートナーシップを強化する可能性を秘めていると確信している」とコメントしている。
インド鉄鋼公社(SAIL)は、マハラトナ(最高位)に指定されている中央政府系企業であり、インド最大級の鉄鋼メーカーだ。5つの総合製鉄所、3つの特殊鋼工場、そして全国に広がる強力な事業基盤を持ち、インフラ、鉄道、防衛、エネルギー、エンジニアリング、建設といった重要な分野に製品を供給している。
※サムネイル画像のロゴはSAILホームページから引用
(IRuniverse K.Kuribara)